藤島武二さんの作品を紹介します。
前に紹介した時は人物像。婦人像を描いた作品を紹介しましたが、今回は風景画を紹介したいとおもいます。
この作品にみれる特徴は、似た色味の中そのものの切り返しの細かな色味の変化がきちんとされているのが面白いと思います。
手前の岩が一番わかりやすく描かれていますが、一面一面に色の変化を出すことでよりリアリティや全体をよくまとめているなと感じます。

また、海の波の色味にも変化を出していて、波の高いところや深いところにも、色を濃く暗くしたり明るくしたり淡くしたりとすることでより画面として成り立ってくるんだろうなと感じました。