先に紹介するのは加藤栄三さんの作品です。
栄三さんの作品のは、鵜飼いなどのような水と炎の一見するとあまり相性的にはよくないもの同士のその美しさというものが生まれてきていると思います。
鵜飼いの作品は筆のタッチが独特的でパステルの粉のようなそんなおぼろげな表現になっているのが美しく感じさせてくれます。
ぼやかしは全体にも施されており絵の構成のバランスにも良さがあります。
この作品で見てわかるのは、水の表現と地上の空の表現には違いをきちんと与えながらもお互いの存在感を消さないように打ち消さないように良さを取り出しているようにも見えます。
鵜なのかな?
この細かいスケッチを見ると1つの作品を作るのに、こんなにも様々な構図から見たオブジェの観察がしっかりとされているのがわかると思います。
また、全体的に色が乗るのですが、ある程度の場所にある程度の量の絵の具を乗せることで魅せる部分がわかりやすく、締まりのある作品になっていると思います。