こんばんは。
今日は大会でした。
三回戦負けしましたが、悔しさもありますが楽しかったなぁなんて思いました。
清水規さんの作品を紹介します。
清水さんの作品の特徴は、モチーフとあるものをよく読み取り、しかもその表現が細くてもきちんと表現されているのが特徴だと思います。
また、色一色一色のいいところを読み取って描かれているのは本当に美しく感じます。
この作品は、金色と赤の色味だけで画面を構成しているのがわかると思います。
このモチーフの配色は普段は見られることのない色味であると思います。
普段山の色は赤で塗られることはありませんし、雲の色も普段私たちが見る色とは違います。
しかし、これが山だ!と言われなくても、雲だ!と言われなくとも個別にこれは何を描いているかというのは伝わってきますよね?
表現の幅が多く、それだけでも作品のいいところが増えてくると思います。
清水さんの作品作りは繊細で一筆一筆大切に使われているなと思います。
山を描くにあたっても、この山特有の凸凹感をしっかりと表現していたり、雲も山にかかっていたり、うっすらとした雲の透明感をもしっかりと表現していることが繊細に感じられます。
また、金色の雲には意味があると思います。
赤富士の周りに描かれている白い雲の色は確かにそのまま白い表現だと不思議な感じがします。
夕日色に染まった空は雲の原色は変わらなかったとしても、反射によってその色を映すと思います。
それを思って
赤富士の色に添わせた金色の雲が描かれたのではないかと思いました。