那波多目功一さんの作品を紹介します。

那波多目さんの、画家になる理由がすごいなと思います。
一言でいうと父のため。
そんな印象です。

父親が住んでいる町に2人いる日本画家の一人でした。
その二人はすごくなかが良かったそうなのですが、お二方とも落選どまりでした。
しかし、父親の友人が入選してから父親に対する態度が変わってしまったそうです。

そんな父親の友人の態度が許せなく、そこから絵を描いて入選しようと思って絵を描き始めたそうです。

絵に対する気持ちもそれだけあると思いますが、とても家族思い、人思いの方なんだな。と思います。




那波多目さんの描く作品は、花びら1枚1枚が美しい表現をしているなと思います。

一枚一枚の影をしっかりつけながら、それでいて、そのものの色を汚すことのなく、美しく仕上げているのが印象的です。
また、絵のなかに透明感が感じられますね。
この作品のなかに描かれる葉っぱも一枚一枚葉脈や色使いがなっているので見ていていいな。と思います。