今から紹介する藤田嗣治さんに関連ある話です。
私の好きな建築家の中に芦原義信さんがいます。
デザイン性の溢れた建物を設計していて見応えがあり、不思議と引き込まれるのでけっこうオススメな方です。
それで、しかも芦原義信さんは藤田嗣治さんの甥っ子でした。
びっくりです。
という話をまずしたかったです。
さて
本題に入りまして、藤田嗣治さんの作品を紹介します。
藤田さんの作品は、やっぱりThe日本人という感じではないと思います。
すこし、絵の表現といい、色味が外人さんぽい。
描かれている人が外人さんだからということもあると思いますが、ぼかし方や、描きどころの表現が素敵だなと思います。
私はこの絵の中で手前にある小物のうちのコップが一番好きです。
形に歪みが見られず、背景の黒い服という表現しにくいところにあるのにもかかわらず、存在感が忘れられていないというか。
そういったところに素晴らしさを感じました。
容姿もけっこう芸術家っぽいなと思うと思います。
髪型や、メガネ、この時代には珍しかったんじゃないでしょうか?
私たちの時代だったら、いまやマッシュヘアーは有名なものになっていると思いますし、丸メガネもオシャレとして使われているので、ある意味藤田さんは時代の最先端ですね。