unexpected  3


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MASAKI」と呼ばれたその男性モデルは、

男性なのにすごく妖艶で儚げで、

「美しい」という以外表現のしようがない人だった。


撮影スタッフも息をのんでいるのがわかる。

「はぁ...」

あまりの美しさに、あちこちで小さな溜息が漏れる。



「はい、OKでーす!

お疲れさまでしたー」


「ありがとうございました。」

自身も疲れてるはずなのに

そうやってとても丁寧に周りのスタッフ一人一人に
挨拶して回ってる彼に、俺は釘付けになっていた。

挨拶されたスタッフは軒並み彼の美しさに魅了され、
見とれている。


俺も、彼の美しさに釘付けになってたけど、
ふと、隣の松本を見たら。


「…めっちゃきれい。マジで惚れそう」って。


「おい!男だぞ。おまえそっち系なの?!」

「いや、違う違う!
でも、もうさ、男とか女とか関係ねーわ。

そういうの超越して、ただ、きれい。

男同士とか関係なく惚れるレベル。

仮にあの人に『彼氏』が居ても全然変に思わない」って。


その言葉を聞いて、

なぜだろう…なぜだろう…

何なのかわからないけど、小さく心がざわつく俺がいた。