自由人な彼に人生を捧げてみた結果

自由人な彼に人生を捧げてみた結果

この物語は
わたしの実話なのでノンフィクションです。

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連絡先を交換したその日のうちにパンダくんからメッセージが届きました。


他愛もない、当たり障りない、普通のメッセージです。


プライベートの話を始めたのもこの時が初めてです。


どれだけ興味がなかったのか・・・・・




ただただ、時間とメッセージだけが流れていきました。


仕事上の関係は変わりませんし、なんなら仕事の話もされるくらいで。



わたしはわたしで当時異性関係はふわふわしていたので、特定の人!というわけではなく、


相手をしてくれるなら、たのしいならオッケー


という気持ちが強かったのです。




それは


元カレと別れてからこの人だと思える人に出会えず、時に別れたことを後悔した時期もあったり、やけ酒したこともあったり、いい関係の人とは縁がなく、それでも周りは幸せそうで・・・・


だから、誰でもいい!
とまではいきませんが、ある程度かまってくれるような人が常にいてほしかったのです。



仕事上、出会いがないのはたしかでしたが
それにしてもわたし自身、理想も高かったので、友人が紹介してくれるひとはことごとくうまくいかず。


今思えば、良い人はきっといたはず。


その出会いを、出会わずして通過してしまったんですね。


いずれ、この頃の自分をぶん殴りたくなります。





そう思うのも、パンダくんとわたしの関係が大きく変わりこれから先起こる出来事は


映画やドラマ、漫画ではなく


いまだに結末もわからないほど衝撃的で波乱万丈すぎたから。





そしてその最初の最初。


わたしたちの関係が大きく変わる決定的な出来事が訪れようとしていたのです。


パンダくんに彼女がいることを知っても知らなくても、わたしは当時「この人と付き合うことはない」と思っていました。

友人から"おなつって本当に好きなタイプ分かりやすよね〜(笑)"と言われるほど、

学生時代から"典型的な面食い"だったのでパッと見た印象で好みの男性像ではなかったからです。




それから、同じ職場で一緒に働く日々が始まりました。


パンダくん「ここってどうしたらいいですかね?」

わたし「(こんなことも知らないのか)これは、こうしたらいいですよ」

パンダくん「あーなるほどー。さすがっすね!」


わたしより年上で経験もあるはずなのに、
事務仕事はなかなか覚えが悪く、何度も教えたり、注意することもありました。


この頃は、仕事をバリバリやっていたわたしにとって、彼に対する評価はかなり低かったです。




それから、半年も経たないある日のことでした。


仕事の休憩中、パンダくんも含めパートのおばちゃんたちとお昼ご飯を食べいる時。


おばちゃん「パンダくん最近彼女とどうなのよ?」

パンダくん「あっ、フラれちゃいましたぁ」

おばちゃん「えー?!そうなの?!」

パンダくん「仕方ないっすねぇ、あはは(笑)」


わたし(ふーん、別れたんだぁ)


パンダくんが、付き合っていた彼女と別れたという話。
この時わたしはもちろんパンダくんのことを意識しているということもなく。


おばちゃん「ここには若い子もいるから、おなつちゃんに紹介してもらったら?」

パンダくん「まぁでも今は彼女はいいっすね!」

わたし「それに、わたしの周り紹介できる子いませんよ、わたしだって彼氏いないのに(笑)」

パンダくん「あ、おなつさんも彼氏いないんすか?」

わたし「いませんけど、わたしはそれなりに楽しく生きてますよ(笑)」


なぜか、パンダくんに負けたくない気持ちがあった当時はいつも強がっていました。


この頃まだわたしとパンダくんは連絡先も交換していないほど、お互いに興味はありませんでした。

むしろわたしは、合コンや街コンなどで知り合った男性達と連絡を取り合っていたので、パンダくんともやり取りをしようとは思わなかったのです。




ところが、数日後仕事が終わり帰る支度をしながら尊敬している主任と話をしていた時です。


パンダくん「お疲れ様でしたー」

主任「あっ、パンダくん!そういえば彼女と別れちゃったんだって?おなつちゃんもしばらく彼氏がいないからさ、二人が幹事で合コンやってみたら?!」

わたし・パンダくん「えぇ?!?!」

主任「若い子達でワイワイやったら楽しいってー!とりあえず二人、連絡先交換しなよ!」


パンダくん「僕はいいですけど」

わたし(まじかよ・・・)


主任からの突然の提案に驚きましたが、
この提案が、わたしと彼の関係を大きく変えることになるのです。


わたしと彼は、同じ職場で出会いました。

わたしが勤めていた介護施設に、
彼が転職してきたことがすべての始まりです。

当時わたしは20代前半で
約2年お付き合いしていた方とお別れして以来、音沙汰なし。
合コンや街コンなど、出会いの場があれば友人と一緒に参加していましたが、この人だという人にはなかなか出会えないまま1年以上経った頃でした。


今、振り返ると、この当時は
休みの前日は飲み歩いたり、ナンパ待ちをしたりとかなり遊んでいた時期だったと思います。


職場は女性スタッフばかりだったので、
久しぶりの若い男性スタッフの入社にわたしは期待を膨らませていました。


「今日からこちらでお世話になります」


挨拶に来た彼は、
黒縁メガネ、黒髪、ぽっちゃり体型。



"パンダみたいな人だなぁ。"


これが、彼(以下パンダくん)に対する初めての印象でした。


久しぶりの男性スタッフに、
パートのおばちゃん達はぐいぐいと質問攻め。


おばちゃん「パンダくん彼女っているの?」





パンダくん「はい、いますよ」




わたし(パンダみたいな人に負けた・・・!)


当時のわたしは
なぜか彼に敗北感を感じましたが
その話もあって、彼は恋愛対象からきっぱりと外れたのです。