ArsenMichelのブログ-CDGUNS

"Chinese Democracy"は11/23に発売したにも関わらず早くも年間売上No.1を記録した!

タイトルトラックはサイレン音から攻撃的なリフで始まる、アレンジが巧く、最初に出回っていたOh My Godに類似したサンプリングから見事に混沌としたイントロ部分が加わったことによりオープニングにふさわしいクールな曲になった!

これがアクセルの現代版"Welcome to the Jungle"であり、missionaries(伝道師)やreal time visionaries(本物の預言者)にもdis-infatuation(しらけた)、chinese stew(中国の雑踏)のような心境での出発なのだろう!

そもそも"チャイニーズデモクラシー"とは何だろう?"中国の民主主義"、つまりはとてつもないエナジーの象徴、しかし何らかの支配の、専制下にあって、完全に自由の女神や独立宣言や奴隷解放宣言とは異なる、”中国版的デモクラシー”なのだろう!
「そろそろ辺りを見回して他の誰かを探そうか」、という歌詞にある通り、誰か、或いは音楽業界の常識という支配から、そして過去のGUNSからも決別したアクセル流民主主義の始まりを告げる除幕なのだろう。


「このアルバムを凄く気に入るか嫌いになるかのどちらかだろう」というギタリストのR.フォータスの言葉はアペタイトの幻影や、オリジナルメンバー達の楽曲の数々のノスタルジーに浸る必要のない新星ガンズの第一歩である。
個人的にオリジナルメンバーがいないことは残念だが、かといってチャイニーズデモクラシーやシャックラーズリベンジ、ベター、ストリートオブドリームス、T.W.A.T.はアクセルの作った名曲だし、これにイジーのシャッフルイットオールやスラッシュのニーザーザンアイ、サッカートレインブルース、ダフのビリーブインミーらが加わったらガンズとでも言うのだろうか?オーマイゴッドかフリーフォーリングかデッドフラワーズでも入っていれば、オールドファンは納得するのだろうか?


それらの一部が入れば確かに”過去のGUNS”に近づくが、彼らの出した何ひとつとてアクセルの"新生GUNS"として出した"Chinese Democracy"に勝るアルバムはない!


確かに後半はバラードが多い。ロックしているがロールしていない。アクセルのソロアルバムかともとれる・・・など全ての指摘は正しい。"So What?"だから何だというのか?

しかしながら事実、17年の月日を経てようやくオリジナルアルバムが出た、のであるし、14年、14億かかるまでアクセルがこの世に出す気になれなかった程、出発までにかかった月日の凝縮した名盤であることは間違いない。


個人的に好きなのは感動的なこれら。

"Street Of Dreams"
http://jp.youtube.com/watch?v=UobkKWpjNvo

"Better"
http://jp.youtube.com/watch?v=lYuk_hO6AVY&feature=related

"There was a time"
http://jp.youtube.com/watch?v=73xBcgGDtuA&feature=related


そしてロックファンにはこれら。

"Chinese Democracy"
http://jp.youtube.com/watch?v=1_E2Ch2Las4&feature=related

"Shackler's Revenge"
http://jp.youtube.com/watch?v=J3vDwUG8jig&feature=related

"Scraped"
http://jp.youtube.com/watch?v=10Stcj9SqcY&feature=related


さらに壮大なバラードが多い。

"Prostitute"
http://jp.youtube.com/watch?v=Abljx8wqEpc&feature=related

"Madagascar"
http://jp.youtube.com/watch?v=fT0_rTXjg6E&feature=related

"Catcher In The Rye"
http://jp.youtube.com/watch?v=rAJH64iKj6A&feature=related


ここで全ての曲を披露するわけにはいかないだろうが、買う価値はあった!(Buy it now for Axl!)
そして待った甲斐があった!


次のアルバムはすんなり出る気もするし、彼の同郷の相棒、伝統的なRock 'N Roll Tuneの楽曲提供者であるイジーだけでも帰ってくる気がする。

ニルバーナは苦悩し、次のアルバムが出せずにRock 'N Roll Suisideとなった。
メタリカも対極のPunk Coverなどで多様性を出しつつ、生き残っている。
もはや伝説となったストーンズやエアロスミスやAC/DCは進化の必要もなく、スローな歩みで作品を少しづつだせば生き残れるであろう。断っておくが、彼らも大好きで、歴史を築いたことは認める!


しかし、ガンズはアクセルの"やりたいこと"をやって、このアルバムで"新しい実験"を試みた!これはU2のActung Baby~Zooropeに渡る"進化"にも匹敵する、いやそれ以上のロック界の無謀なチャレンジである!


北京オリンピックが終わり、中国のバブルもおさまり、そしてUS金融危機を発端とした世界恐慌が襲う時代にアルバムをリリースすることがふさわしいかのように、アクセルの計算なのか天才的な感性なのかで遂に発売されたアルバムはこの不況時代を乗り越えるのにふさわしく、また心強く、力強いロックアルバムだ!

これらの楽曲にVideo Clipを作るのかは未定であるが、もし作られるならどのように映像化されるのか非常に楽しみである!"November Rain"や"Paradise City","Locomotive"といった過去の名曲も懐かしいが、新しい楽曲もそれに匹敵する感動がある!


そして名曲"Street of Dreams"を聴いて、R.Finkの活躍する"Better"で高揚して、Bucketheadの影響強い"Shackler's Revenge"で全ての批判と敵対に対して、アクセルと共に大いにリベンジしてみようではないか!!