受付をしてからスタート地点の藻琴山の麓にあるハイランド小清水までバスで20分ほど移動します。山に登るに連れて段々と風が強くなり、ものすごい霧で周りが何も見えなくなって、スタート地点はこんな感じでした。
寒いは寒いですが、作.AC真駒内マラソンに比べたら何てことはありません。あの経験が生きていることを感じました。昨年の成績を見ると1時間21分で6位に入賞できているので、そのあたりを目標に考えていましたが、下りでどれだけのスピードが出るかが分かりませんので、ペース配分はノープランです。最後の小を済ませていよいよスタートです。
スタート後は、いきなりカーブの続く急な下り坂です。視界が悪くて足元も滑りそうで慎重に走りますが、それでも最初の1kmはまさかの3分25秒でした。下りとは言えさすがに速すぎるので少し落ち着かせましたが、それでも3分35秒です。無理なくこのペースではまってきましたが、3kmくらいからすでに古傷の右ふくらはぎが痛んできました。ゲストの谷川真理さんが言っていた、下りは蛇行するように走ると負担が軽減されるという言葉を思い出して、ひたすら下っていきます。ほとんどの区間で追い風だったのが救いです。
順位はよく分かりませんが、15番目くらいだったと思います。スタートダッシュをかけたランナー達が5kmくらいから落ちてきたので、1人ずつ抜いていきます。10kmまではずっと下り坂ですが、一時的に平坦になったり、僅かに登る箇所もあります。確かに平坦になった途端に急激にスピード感がなくなって、前に進まない感覚です。10kmを過ぎてもまだ下り基調ですが、脚がかなり消耗してきつくなってきました。
13kmあたりからは下り基調ではあるものの傾斜が緩くなって、もう下っている感覚は全くありません。これかー、と思いながら走っているとペースは4分を切れなくなっていました。16kmくらいで身体に力が入らなくてなってきて、4分50秒くらいの感じでしたが、まだ4分ちょっとで走れていました。
しかし、そこからは軽い登りもあったりで、もうフォームもめちゃくちゃです。あんな走りでも最も遅いラップが17kmから18kmの4分24秒でしたので、ダウンヒルにより狂わされる感覚はすごいものがあります。18kmあたりで1人抜かして、何となく現在6位のような気がして、このままなら入賞できると思い込んでいました。残りの距離ももう進んでいる感じすらしないスピードです。さらにゴールまでの直線がいやらしい緩やかな登り坂で、ヘロヘロのままフィニッシュし、1時間21分21秒でした。