明るい笑顔の可愛いこの子。


仮の名前を「チャビー」君と言います。


ARSの新しい仲間として、現在預かりママさんの元で、元気に暮らしてます。


 


年齢は、今年1月1日で10歳になりました。



なぜ、チャビー君の年齢が判るかというと、彼の元飼い主さんが亡くなってしまい、


飼育放棄として保健所に持込まれた子だから。


 



昨年12月のとっても寒い日に、チャビー君はお洋服とハーネスを着けて、


犬管理所の犬房の冷たい床にポツンと座っていました。


 


とても人馴れした、甘えん坊さん。


突然の飼い主さんとのお別れ、そして彼をお世話してくれるであろう方も


彼を見捨ててしまいました。


心臓病の持病があるこの子に、お薬を持たせて・・・


 


自分が置かれている状況が理解できず、ただ「ボクに触って!」 「ボクをここから連れて行って!」と


訴えるかのように、濡れて滑る床の上を飛び跳ねながら鳴いていました。


抱っこしてほしいんだ・・・ 


面会に行ったメンバーはチャビー君の吐く白い息を見ながら切なくなったそうです。


 


今年の冬は、例年になく厳しい寒さが続いています。


佐世保市犬管理所は、日があたらない立地条件のため、


暖かな日中でもひんやりとしています。


この場所でしか生きられない収容犬達。


特に持病がある子にとっては、厳しい環境です。


 


シニアで持病がある子は、一般譲渡されるチャンスが難しいのが実情です。


だれだって、若くて健康で子が良いですよね。


なかなか預かりさんの目途が絶たないまま、どんどん厳しくなる寒さ・・・


そんな中、年末に「私が預かって、新しい飼い主さんを一緒に探してあげたいんです」と


現在の預かりママさんが、手を挙げてくれたのです。


 


 


収容約2週間の汚れを、過去と一緒にきれいサッパリ洗い流し、


チャビー君はセカンドチャンスを探すスタートラインに立ちましたおねがい


 



 


人もワンコも大好きで、友好的なチャビー君。


預かりママさんのおうちの子達とも、仲良く暮らしています。


お散歩の前には、自分でリードを咥えて催促してくる仕草がとっても愛らしいそうです。


 


 



オスワリ・オテ・フセ・マテは完璧にできますよウインク


オヤツもご飯も、「よし」の合図まで待っています。


他の子と、オヤツの取り合いになっても動じず、威嚇もしません。


 


ただ、自分が本当に嫌なときだけ、歯をあてることがあります。


病院受診や、トリミングの時だそうです。


普段の生活では、唸ったり咬んだりしたことはないそうです。


 


小さな子供にも甘えて行くし、指示にも従うことが出来ますが、


ワンコの扱いに慣れた方が良いかと思います。


 



2017年4月に僧帽弁閉鎖不全症と診断され、投薬治療を行っているそうです。


これからも、病気と上手に付き合いながら、暮らして行かなければなりません。


 


せっかく救えた命、そしてチャビー君自身が「生きたい!」と諦めませんでした。


もう一度、優しいご家族に巡り合い、輝いてほしいと願っています。


チャビー君の在りのままを受け入れて下さり、


一緒に余生を過ごしてくれる里親様とのご縁がありますように。


 


チャビー君の応援をどうぞよろしくお願いします♪


 


 


☆チャビー君のプロフィールはコチラです→https://ameblo.jp/arsasebo/entry-12345629412.html


 


 



(担当:みちゃ)