一つ前に7話が上がってます

















N side











足を入れた海は思った通り冷たくて、思わず足を引っ込める




冬の海なんてロケ以外でまともに来たことがないからか、流石に耐性がないみたいで足が悲鳴を上げているように感じた。






「ほら、早くおいで」






声がしたのも束の間、ずっと目の前に腕が伸びたかと思えば左腕を掴まれ男らしい胸へとすっぽりおさまった。



びっくりして見上げると至近距離にあったのは優しい表情をした翔ちゃんの顔で、思わず心臓が飛び跳ねる。何が面白いのか俺の顔を見て笑う翔ちゃんも、怒りたいのに翔ちゃんの顔をみると言葉に詰まってしまう俺も全部分からない。









「ほら、使っちゃえば意外と冷たくないでしょ?」

「冷たいに決まってんじゃん。ほんと、もう...」










でも、そんな翔ちゃんに俺はずっと笑顔にさせられてる。









悔しいから小さい声で『ばーか』と呟く。

だって自分から入っておきながらあまりの寒さに足の震えを誤魔化しきれてないのだから。

そして、そんな翔ちゃんを知って可愛いと思いながらも知らないふりをして甘えてる俺も














みんな、バカなんだ。
















ハグしてる翔ちゃんはイケメンですが画像は可愛いよりですね

控えめに言って二人ともお持ち帰りしたい









流奈。