点滴ミス 89 | 心臓病児と家族のオフロードレース

心臓病児と家族のオフロードレース

お腹の赤ちゃんの心臓がおかしいと言われてから、ガタガタ道のオフロードレース。途中棄権できたらどんなにいいか…
しかし、棄権をすることは出来ない。命の灯火を消してはならない。ならば思い切り輝かせよう!!家族の想い。幸せと葛藤。そんな伝えるべき体験を!!


点滴ミスをしたとの連絡を受け、すぐに病院に主人と駆けつけた。

面談室に集められ、
中には、看護科長さんと循環器部長と点滴確認をした看護師一名いたような…

ミスをした新人看護師さんは、そこにはいなかった。

「医師のオーダーは間違っておらず、担当看護師が間違えた薬剤を用意してしまった。

もう一人、確認する看護師が確認したにもかかわらず、間違えてしまった。

名前もまるで違うのに、なんで間違えたかもわからない。

そして、何より、最悪なのが、
真逆の薬を点滴してしまった。」

との報告を受けた。

娘は徐脈。さらに心不全。心拍をあげて強心剤を必要としていた。

ミスされた薬は、頻脈を抑える薬だった。

緊急入院してすぐにでもバックアップしてあげないといけないのに、真逆の薬。

最悪すぎた。

「幸い、即効性のない薬で、効くまでには5日ほどかかるので。」

と言われ、安心した。

こちらとしては、やはり医療ミスのショックも怒りもある。

が、弱い立場。
これからまだまだお世話になるから強く怒れない。

「大事に至らなかったので、良かったです。
ミスは困るけど、人間完璧じゃないですから、今後しっかり気をつけてくださればいいです。」
と、主人が話を収めた。

「すみません。

担当看護師もショックを受けており、後ほど謝らせますから。」

と言われた。

その部長先生は、元々無愛想な人。
この時は、すごく低姿勢で謝られたものの、夕方すれ違っても、いつも通り会釈もしてこなかった。

これには、腹が立った。
その場、限りかよ!と。

向こうからしたら、よくあるちょっとしたミスなのかもしれない。

が、苦しんでいる我が子にこんなことをされた親はたまったもんじゃない!

この人が主治医じゃなくて良かった!!と心底思った。

そして、さらに、、、

案の定、ひどい風邪をひいた子と一緒にされた為に、

娘も、吐いてしまうほどの酷い咳を発症して発熱した。

踏んだり蹴ったり。

風邪のせいで、心不全が重症化して入院したら、またそこで風邪をもらうなんて。

腹が立って腹が立って仕方がなくなった。

おかげで、1ヶ月の入院予定が3ヶ月になった。

そして、入院から3ヶ月たっても、担当看護師は気まずいのか私を避け、謝ってこなかった。

私の怒りはピークになった。
病院に、初めて不信感を持った。

苦しくて抱っこし続けなきゃいけなくて、妊娠7ヶ月のお腹は張ってきてしまった。

極度のストレスと、心身の疲弊。
妊婦には、危ない。

今、早産したら、障害が出てしまう。
そうなる訳には、いかなかった。