KANSAI CLASSIC 2018 近鉄と南海の復刻の次は、阪急と西武の復刻ユニフォームでの試合が行われた。阪急は1985年から88年のビジターユニフォームを復刻した。私はいつもホームの西宮球場で観戦していたので、ビジターユニフォームは馴染みが薄い。阪急の球団マスコット、ブレービーがビジターユニフォームを着た姿は初めて見たので、とても新鮮に思えた。
さて、オールドユニフォームの着こなしを見てみる。まず最初に違和感を覚えたのが、そのシューズの色だ。阪急当時のシューズは白地に赤のラインのスパイクシューズ。復刻試合では、いつものオリックス・バファローズのネイビーのシューズを履いている。さすがに数試合のためにチーム全員のシューズまで変えることができないのであろう。今は選手によって履いているシューズのメーカーが違うという事情がある。当時はチームで同じメーカー、阪急の場合はミズノ製だった。
ユニフォームの着こなしで個性が出るのが、ズボンの裾の処理方法。今は大別すると、裾を下げた「ロングスタイル」と、裾を膝下まで上げてソックスを見せる「オールドスタイル」の二種類に分かれる。
オールドスタイルと言っても、昔の着こなしをそっくり真似たわけではない、今風のオールドスタイルというべきものだ。昔のプロ野球や、今の高校野球などは、色のついたストッキングと白いアンダーストッキングの2枚を履いている。今風のオールドスタイルは色のついたソックス1枚ですませている。
安達のオールドスタイルは特徴的で、長ズボンの上からソックスをかぶせて履いている。普通はソックスの上からズボンをかぶせるものだ。
80年台当時のプロ野球でのズボンの裾の位置は、膝と足首の間の中間にあった。そしてストッキングは、伸ばして上げるスタイルがトレンド。逆に、短く下に下げたスタイルが福本豊さんの着こなしだ。オールドスタイルの選手は足が速いというイメージは、福本さんのスタイルが影響しているのではないかと思う。
これが90年台になってくると、裾がもっと下がって足首近くになってくる。そしてついにはストッキングを見せないスタイルになり、足首の部分がダボダボになったフレアタイプのズボンが登場する。
今回の復刻ユニフォームで、フレアタイプのズボンは似合わないように思う。サイドのラインが太く3本あるので、裾の部分のラインがぐちゃぐちゃになったようにみえて、すこし格好悪い。フレアのズボンが登場したので、最近のズボンのラインは細くなっているのではないかと推測する。
復刻ユニフォームは、当時の野球を見てきた人には懐かしく感じるが、今の野球ファンにはどう映るのだろうか? 古臭く見えるのだろうか、それとも新しく見えるのだろうか。

