野菜の漢方薬 no 1 | 卸人~OROSHIBITO~

野菜の漢方薬 no 1

やっとBlog upしますあせる


遅れてすみません汗


苺戦争で疲れてしまいましたドクロ


先日、和歌山県のみなべ町に行ってきました。。


目的は、土と野菜を見にいくこと。そして、実際のお百姓さんの生の声を聞きにいくことでした目


今回の野菜たちは特殊です。


なぜかというと、味にこだわるというより、自然の力を使って、野菜たちを育てる。

本当の意味での安心な野菜作りだということです。


現在の主流の野菜たちは、ある意味、姿、形、味を追求するあまり、ほとんどっといっていいほど、農薬を・・・


しかも化学農薬を必要とします。


それが、昨今の安心、安全対策 。


減農、農薬の制限など、ある意味、真逆の行為によってひずみを発生されることを自ら招いている状況です。


リアルに農薬を必要とされる品種でありながら、無農薬が叫ばれる現状・・・


ひずみが出ない訳がないと思います。


農業のなかで、方向転換することは、並大抵ではありません。


ひとつの品種が世の中にでるのにも、5~10年単位で行われていきます。


ですから、今でてきている品種は、実は、古いものです。


何回も栽培方法が試され、実験されてからでてきます目


土壌にしても一緒です。


土の体質を変えるのに、実に5年は有するといいます。


5年たって、その行為は、いいか、悪いか、判断されるのです。


農業は時間がかかります。


工業製品のように、工場のラインをかえてしまったら、新しい製品がでてくる。

という訳には、いかないのです。


世の中から、求められていたものを作っていたのに、この急激な世の中の転換についていけていないのが実情です。


しかし、日本の農業は、世界一だと思います。


色々な国々をまわりましたが、日本のようで、キレイで、美しく、なおかく美味しい、野菜などは、めったにありません。


そのほとんどが傷だらけです。


日本の農業は、すごいです!!


その証拠に、アジア諸国は、こぞって、日本の農作物を買いあさっています。


それだけ評価されているのです。


何年か前・・・・


フィリピンのバナナの生産地に行ったときのことです。


現地の人に対して、日本人のアドバイザースタッフがこういっていました。


「日本人は、バナナの皮を食べる。 だからバナナの皮には絶対、傷をつけるな」


こんなこと、うそです。


なぜこんなことをいうのかというと、日本人はそれだけ外観を評価の基準にいれるので、現地の人の価値観のな


かでは、考えれないので、バナナの皮を大事にする習慣を植え付けるためにそんなことをゆっていました。


でも、日本が求めた農作物の姿はそれです。


一切の傷をなくし、虫もついていない。


そして・・・


味のばらつきをゆるさない。


これだけ聞くと、本当に工業製品です。


ゆえに、農業にとって、過酷な売場によって、急激な進化が遂げられてきたと思います。



卸人~OROSHIBITO~

花のようなミニトマトです。










つづく・・・