今日は、随分前に一度読んだ、宮尾登美子の「天璋院篤姫」を改めて読み直しました。
“文章”そのものは殆ど忘れてしまっていましたが、未だに大河ドラマのさまざまなシーンが頭の中に焼き付いているるのも手伝って、篤姫の感情の流れを追いながら、すらすらと読み進めることができました。
同時に、歴史的な事実も追いながら、高邁なプライドを持つ皇妹和宮の心の内を探り、それとともに朝廷から投下された爆弾の如く江戸に東下してきたお付きたちと大奥女中との騒動の数々を楽しみつつ(笑)、 次々と不審死する多くの人たち、名君斉彬の冷徹さ、大名や幕閣の謀略、武家と公家の矜持・・・置き換えてみると、全くもって今の社会と変わらないことが数多く描かれていて、歴史を知る意味の大切さを改めて感じることもできました。
とはいえ、そんなことよりもやはり、篤姫の、ひとつひとつの出来事から、そのたびに自ら進む道を定め、自分の決意を全うする姿の中に、それが立派だということよりも何よりも、表には出せない哀しさが満ち満ちていて(これは大河ドラマでは見られなかったけれども)、小説を読みながら目頭が熱くなる経験は初めてだったかもしれません。最初に読んだ時にはそんなことはなかったのだけど何故だろう?
しかし、ここまで読書に熱中したのも久々でした。
椅子に座ったり、寝転んだり、うろうろと歩いたり、途中外に出て喫茶店に行ったりしながら読んでいる間に、すっかり深夜になり、正直疲れ果てました(汗)。
なのに、お茶を飲みすぎたせいでなかなか眠れません。
夜まで読書をするときは、これに注意しないと・・・。
次は何の本を読もうかな・・・。