6月第三週の土曜日は、momoのトーキョーN◎VAのオリジナル・シナリオ「孵らずの卵」にプレイヤー参加しました!
この「孵らずの卵」は、昨年momoが作ったオリジナルシナリオ(*感想記事*)を、7/1(日)開催のF.E.A.R.システムオンリーコンベンション「FEsta ARena」向けに大幅リメイクしたもので、コンベンションを意識し、初回プレイ時のものから大幅に変更されたものになっていました!
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■セッション情報
・アクトタイトル:孵らずの卵
・出典:オリジナル(momo作)
・RL:momo
・プレイヤー数:4人
・プレイ時間:4.5時間
■アクトトレーラー
深海より現れた遺産
それは過去を呼び起こすもの
孵してはならない災禍の卵
地に遺された天使が目覚め
真実へ近づいたとき
宇宙(そら)と大地
どちらに手を伸ばすのか
トーキョーN◎VA THE AXLERATION
『孵らずの卵』
かくて運命の扉は開かれた
■キャスト紹介
【PC1】一般人としてトーキョーN◎VAで日々を過ごすハイランダー
▽“地上の天使”アンジェ(カブキ、マネキン、ハイランダー)[プレイヤー:あるばがるどさん]
17歳女性。母子家庭に生まれ育ち、フェスラー家のメイドとして日々を健気に生きる心優しい少女。数奇な自らの運命に翻弄されつつも、けして目を逸らさずに運命と向き合う強い心を持つ。
諸々の都合でPC1、それもジュブナイルな年頃の少女を(周囲のプレイヤーに)押し付けられた(?)あるばさんでしたが、これが本当に見事なヒロインムーブで感服しました…!
シナリオ展開上、この『①ハイランダー』は自らの出自を知らず、事情を知る『①ハイランダー』の祖父、ゲストたちと関わっていくことで自身の「ハイランダー」としての秘めた力を覚醒させていくのですが、シナリオの展開を読みつつ、ナチュラルにシーンを盛り上げていくムーブは大変見事でした!
そして<芸術:メイド>はズルい(笑)←褒め言葉
【PC2】『①ハイランダー』の祖父より彼女を託されるクロマク
▽“九時のゲニウス”ゼファル(ミストレス、クロマク◎、カゼ●)[プレイヤー:taro]
31歳男性。かつてレイの所属していた走り屋チームの頭領だったが、とある事件がきっかけで走り屋を引退。現在は「中立を貫くフィクサー」として、様々な組織間の揉め事の仲裁をしている。
一度「暴走課長ウェディング(あるばがるどさん作)」(*感想記事*)で登板させてから出演の機会がなかったのですが、今回は普段はなかなかできない「クロマク」枠ということで参加させてもらいました!
窮地に陥った『①ハイランダー』アンジェをバイクで乗り付けて助けたり(これがやりたかったw)、「カゼ」らしいフィクサーを演じられて嬉しかったです!
【PC3】聖母ミューが予言した「崩壊」を阻止するためN◎VAを訪れたバサラ
▽“炎の魔術師”赤城リョータ(バサラ◎●、カタナ、チャクラ)[プレイヤー:梔子薫さん]
17歳男性。幼い頃目覚めた異能が原因で親に捨てられ、以来聖母殿で育てられた少年。聖母殿及び真教に対する信心は篤く、聖母ミューのためならば何事も厭わないクルセイダー。
薫さんらしい、中二病テイスト満載の少年ムーブがなかなかカッコよかったです!
ラージナンバーながら、『①ハイランダー』アンジェをモチベーションの基点として、彼女に積極的に絡みにいく姿勢は見応えがありました!
(そして例によってあるばさんとイチャイチャしていたw)
また、エンディングの《天変地異》の使い方で、演出次第では『①ハイランダー』の意図とコンフリクトしてしまうような局面もあったのですが、これを見事回避し、「自分のキャストの見せ場をキメつつ、『①ハイランダー』の演出を阻害しない」ように演出されていたのは見事でした!
【PC4】不可解な連続殺人事件を調査するイヌ
▽“BH一番隊隊士”青柳久秀(イヌ◎、ニューロ、ヒルコ)[プレイヤー:HORYIさん]
45歳男性。ブラックハウンド新撰組(!?)の一番隊隊士。弱きを助け強きを挫く正義に燃える熱い男。その出自からか、ヒルコやXランク市民に対し理解があり、また弱者を省みない富裕層には敵意を剥き出しにする。
設定はなかなか個性的なキャストでしたが、ストーリーを俯瞰視し、話をスムーズに進行させるプレイがワザマエでした!
きちんと歯切れよく、メリハリのあるシーン描写や、ゲストをきちんと尊重する姿勢も大変素晴らしかったです!
流石のHORYI力ムーブ…!
■セッション感想
・今回はコンベンション用のテストプレイということで、この日は敢えてアンダーワークは行わず、当日その場で枠決め、サンプルキャラクター選定を行ったのですが(taroはスタイルを一部カゼに差し替え)、各々のハンドアウトにピッタリのキャストを瞬時に組み立てるあたり、流石このメンバーさんたちだなぁと思いました!
・アクトの内容に関するコメント・フィードバックについては、当日ルーラーにお返ししたので割愛しますが、普段はストーリーへの没入ギミックを丁寧に組み立て、ゲストとのインタラクティブなコミュニケーションを誘発する設定を盛り込んでくるmomoにしては珍しく、割とあっさりとしたストーリーラインになっていました。
(コンベンションで回すシナリオということが念頭にあり、この形式にしたようです)
・個人的には普段とのスタイルとの違いに上手く波長を合わせたプレイングができなかったのですが(反省…)、それでもプレイヤーの意見は軽んじることなくしっかりと傾聴頂き、シナリオのブラッシュアップに役立てて頂いたようで、プレイヤーとしても大変有り難かったです。
・そうした努力の甲斐もあり、コンベンション当日は大盛況&大成功のうちに終わったようで、僕も大変嬉しかったです!
僕も負けてられませんな…!
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そんな訳で、初作から生まれ変わった「孵らずの卵」、堪能させて頂きました!
テーマ、ストーリー、ハンドアウトの独創性、どれも非常に秀逸な話なので、個人的にはぜひ他の方々にも遊んで(そして出来ればNeuro/CrowDに投稿して)欲しいと思いました!
それでは、ご参加のみなさんどうもありがとうございました!
また同卓の機会を楽しみにしております!
どうぞよろしくお願い致します!