クトゥルフ神話TRPG感想 [剣鬼の影 - 大正新撰組始末] | *Aquril-Mythra*

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主にTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)のセッション記録&感想をつらつらと綴る、t*a*r*oの個人的ブログです\(^o^)/
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5月第三週の日曜日は、倉樫澄人さんが主宰する「ドレコ・パーティー」にスタッフ参加させて頂きました!


この「ドレコ・パーティー」は日本の大正時代を舞台にしたクトゥルフ神話TRPGサプリメント「クトゥルフと帝国」を、大正時代にちなんだ服装を着て遊ぼう、というイベントで、今回が初の試みとのことでした。

 

↓会場も横浜市開港記念会館ということで、大正時代感満載!

 

↓僕もバンカラ学生の格好で参加(;´Д`)

 

 

今回はスタッフも一般参加者と同様にプレイヤー参加可能ということで、僕も「クトゥルフと帝国」を体験させて頂きました!

 

…実は僕、TRPGは20年くらい遊んできましたが、「クトゥルフ神話TRPG」を遊ぶのはオフセッションでは初めて、オンラインセッションを含めると2回目なんですよね…(;´Д`)

 

そんな「クトゥルフってなんぞや?」状態の僕でしたが、なんと幸運にもゲストの朱鷺田祐介先生卓に座らせて頂けることに!\(^o^)/
今回は朱鷺田先生の著書の「クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上」のルールを取り入れた
、通常の「神話生物から逃げる」クトゥルフとは一風変わったストーリーを体験させて頂きました!

 

***
シナリオタイトル:剣鬼の影 - 大正新撰組始末
出典:オリジナル (朱鷺田祐介先生作)
プレイヤー数:4人
プレイ時間:4時間

***

 

以下、感想です!
まずは、今回のストーリー導入をご紹介。

 

まさか、あの男が生きているはずがない! 奴は……土方歳三は50年前、北の大地で死んだはずだ。
大正帝都に蘇る幕末維新の修羅の群れ。
そして、その背後に暗躍するのは邪悪なる陰陽師・芦屋京と忌まわしき外法の魔術師アレイス
ターの魔術結社!

 

…こ、これは漲る!
「土方歳三」「陰陽師」「芦屋」「アレイスター」とあっては、否が応にも期待が高まるとい
うもの!
初手からクトゥルフ神話TRPGのイメージを覆すような強烈なパワーワードのラッシュでしたが
、シナリオも想像以上に個性的で面白いものでした!\(^o^)/

 

内容詳細についてはここでは(ネタバレ防止のため)深く触れませんが、PC(探索者)達は日本軍部の特務組織、“D機関”の一員となり、帝都で起こる怪事件を解決していく、というもの。

 

クトゥルフ神話TRPGの第一人者である朱鷺田先生は、クトゥルフだけではなく歴史の造詣もかなりお深く、舞台となった土地や人物の歴史的背景を丁寧に描写・解説しながら進行されており、まるで大正時代にタイムスリップような没入感がありました。

 

そして物語は19世紀の稀代の大魔術師・アレイスター・クロウリー(*wikipedia*)、安倍晴明に並ぶ平安時代の陰陽師・芦屋道満…の子孫の芦屋 京、幕末の忠臣、新撰組副長・土方歳三…の亡霊の3人を軸として話が進んでいくのですが、こいつらが(特にアレイスターが)超個性的で、エロス&バイオレンスなムーブを繰り広げるので、卓からは笑い声が絶えないという超面白いセッションに!

 

…あれ、これクトゥルフだよね?w

(ですが史実でもアレイスター・クロウリーは相当ヘンな人物らしいので、別に何も間違っていなかったという…)

 

また、探索者達もなかなか個性的で面白い(?)メンバー揃いだったので、これがまた盛り上がりにブーストをかけてました!

 

今回同席頂いたプレイヤーさんは、オンラインで主にCoC(Call of Cthulhu)を遊んでいるという2名の女性の方々と、momo&taro。
そして探索者は以下の面々。

 

・“D機関”のホープであり、チーム随一の剣術の使い手である鬼宿つづら
⇒どのくらいの使い手かというと、神話生物ビヤーキーを(ほぼ)一撃で屠る位の使い手((((;
゜Д゜)))
役に立たない風間隊長(taroのキャラクター)の代わりに、チームをまとめていました!
パーティの良心(;´Д`)

 

・名家の令嬢でありながらも、医学、書術、薙刀術等に優れる文武両道な才女、信濃このめ
⇒出自である名家のネットワークを駆使し情報を集めたり、役に立たない(ry)風間隊長を看病
したりと、獅子奮迅の活躍でした!
パーティの天然&癒し系担当。

 

・神道を奉ずる神聖な宗教関係者のハズが、オカルト的なモノに性的興奮を覚えるヘンタイ痴女、大森安子(momo)
⇒うわぁ…
あ、いちおう本人の名誉のために言っておきますと、ロールプレイはヘンタイ分多目でしたが
、ムーブはマトモでした!
このへん、ヘンなキャラやるとムーブまでヘンになりがちな僕のキャラとは違ってスゴイと思
いました!(小並感
ダイス目による犠牲者1号。

 

・風間忍軍の後継者として目されていたが、身体能力の低さから後継を諦め医術の道に進んだ軍医“D機関”分隊長、風間翔太(taro)
⇒設定もキャラクター性も至ってマトモなキャラ。後方からクールに指示を飛ばす指揮官キャ
ラ。
…の予定だったのですが…!
ダイス目による犠牲者2号。

 

 

***
前回クトゥルフを初めてプレイしたときも思いましたが、このシステムは(ドーキョーN◎VAと
は違い)行動の成否はもとより、キャラクター造形までダイスによって決定されるので、今回はいろいろと(想定外の)悲喜劇が起こりました!w

 

まず、momoのキャラクター大森安子ですが、特殊スキルを習得したところ、ダイス目による副作用で「特殊な性癖」を植えつけられ「オカルトフェチ」に…

と、いうことで想定していたキャラクター像とは大分違うものが出来上がった模様。その割に本人は楽しそうにプレイしていましたが…

 

閉会時のセッション総括で朱鷺田先生から「すごいヘンタイだった」と評されるくらいの見事なヘンタイプレイでした!
ODAさんの卓でもあのくらい頑張って欲しいと思います!(;´Д`)

 

そして僕のキャラですが、なんというか、今回は出目がとてもとても悪く(某カゼさん並に)、全編通してヘタレキャラになってしまいました…!

 

セッション中にあった例としては、

 

・新撰組の亡霊に遭遇した端から問答無用で切られ、一撃で死亡(回避高かったのに…)

・信濃隊員を超える高レベルの医学スキルを取っているにも関わらず使う機会はなく、むしろ自分が使われる側になる

・なんとか生き返るものの、亡霊がトラウマになり事あるごとに取り乱す(思わず鬼宿隊員に抱き着いてキャンキャン言ったりする等)
・媚薬効果のある香が炊かれている戦闘フィールドで、(正気を取り戻して)通常通りに行動す
るためのロールにことごとく失敗。「あ゛あ゛あ゛…ぎもぢいいよぅ!(ビクンビクン)」←行動不能
・元凶であるアレイスター(一般人)に銃弾を叩き込むも、当たらず&当たってもダメージが低
く、ぜんっぜん倒せない(一方、鬼宿隊員は召喚される亡霊&神話生物を一撃で滅殺)
・隊長らしく自分が盾になろうと敵を挑発しようとするも、そもそも挑発が失敗し見向きもさ
れない

 

…このように、二枚目クールキャラのつもりがどう見ても三枚目ヘタレキャラになってしまいましたw
本当にありがとうございましたwww
ダイスって怖いwwwwww

 あ…でも正直に言うと…ヘタレキャラロールは楽しかったwwwキモチヨカッタレス\(^o^)/

 

***
そんな訳で、初めてのクトゥルフ神話TRPGのオフセッションは、雅な大正時代に飛び込んでの
ドレコ・パーティ!
そして朱鷺田先生によるオリジナルシナリオ!という豪華すぎる環境でした!

 

クトゥルフ神話TRPGに対する印象も、思っていたのとは(良い意味で)大きく変わり(今回は相当特殊みたいですが…)、「こういうクトゥルフもあるんだなぁ」とポジティブな印象で終わることができました!

 

朱鷺田先生はじめ、ご同卓頂いた皆様、どうもありがとうございました!
そしてドレコ・パーティーの主催の倉樫澄人さん、キーパーの皆様、スタッフの皆様、どうも
ありがとうございました!