ある日子供が泣いて帰ってきて:

「学芸会で木の役になっちゃった・・・」

と言われたら、どうしますか?

 

どうするかのヒントになるかはわかりませんが、私が小学生の頃に「木」の役だった同級生の話です。

 

出しゃばりの性格だった私は、何らかのセリフのある役だったのですが、彼は背景に木の枝の絵を描いたボードを手につけて後ろに立っていました。

 

それで、台詞の合間に、「そだつ〜〜〜」と言ってその葉っぱを揺らしているのですが、よく見ると横にじょうごの模型みたいなものを持っている奴がいて、その木に水をかけるふりをしていたからでした。

 

劇中何度か、そんなシーンがあって、なんかすごく存在感があるというか、一部主役を食っているというか、そんなシーンでした。

 

もちろん脚本を書いたり、監督をしていた奴が劇を面白くしようと思って考えた脚色だったのでしょうけど、その辺はどのようなやりとりがあったのかはわかりませんが、結果としてとても楽しそうな「木の役」でした。