京都府宇治市で音楽教室&ピアノ教室
「アルペジオミュージックスクール」を主宰しております
磯部太美枝です。
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8月4日、小学5年生の生徒さんのフランク先生のレッスンに行って来ました。今回は9月に開催される学生音楽コンクールの課題曲をレッスンしていただきました。
学生音楽コンクールは生徒さんの希望で、今年初めて参加します。課題曲がたいへん難しいので、参加するだけでもとても勉強になると思います。
予選の課題曲はバッハのシンフォニア、スカルラティのソナタ、クラーマー=ビューローのエチュード2曲より当日1曲指定、全部で4曲になります。
レッスンでは4曲ともご指導いただきました。
バッハのシンフォニア、スカルラッティーのソナタは、当時の演奏スタイルで演奏できるように、アーティキレーションや装飾音符の入れ方、各声部の歌い方など、丁寧にご指導いただきました。
スカルラッティーはチェンバロをイメージしての演奏を教えていただきました。
クラーマー=ビューロー60の練習曲はクラーマーの書いた練習曲をビューローが60曲選び編集したという事なども説明していただき、クラーマーのオリジナルの楽譜も見せていただきました。当時は親指はあまり使わないので、指番号の表示も今とは違っていました。
ヨハン・バプティスト・クラーマー(1771年~1858年)はモーツアルトと同時代、ハンス・フォン・ビューロー(1830年~1894年)はリストと同時代、なのでクラーマー=ビューロー60の練習曲ではクラマーのオリジナルとは異なる。そしてさらに現在一般的に使われている楽譜に書き加えられているテンポ表示などはクラーマーの頃とは異なる。
なので指定された5曲から選んだ8番と35番については、練習のポイントや奏法上の注意、ペダルの使い方まで細かくご指導いただき、ただテンポをあげて正しく演奏するだけではなく、音楽的な演奏ができるようにレッスンしていただきました。
音大生レベルの内容の濃いレッスンでしたが、生徒さんも集中してがんばっていました。
レッスンで教えていただいた事をしっかり身につけ、コンクール予選に向けてさらにみがきをかけていきましょう!
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