お茶事 3
1) 藤平伸(ふじひら しん): 1922年(大正11) ~ 2012年(平成24)2月 享年89歳
① 経歴
1922年 京都五条坂に、藤平陶器所を営む藤平政一の次男として生まれます。尚、「伸」の命名は、藤平家と親交の有った、河井寛次郎氏によります。
1944年 京都高等工芸学校に入学しますが、2年目に結核に感染し中退、、4年間の療養生活を余儀なくされます。闘病中に絵を描き、後に銅版画教室に通いますが、これが後年大いに役立たとの事です。病気回復後、六代目清水六兵衛氏に師事します。
1957年 第13回日展で陶板によるレリーフの「うたごえ」が、特選の北斗賞を受賞します。
1960年 「イタリア・フィレンツェ国際展」に出品します。
1963年 第6回新日展にて、菊花賞を受賞します。
1970年 「現代の陶芸ヨーロッパと日本展」に出品。
1973年 日本陶磁協会賞を受賞。
1974年 中南米巡回展。
1976年 東独巡回展。
1978年 西独巡回展。
1982年 アメリカ・カナダ巡回展。
1985年 京都府文化功労賞を受賞。 1990年 京都美術文化大賞を受賞。
1993年 毎日芸術賞 を受賞。
1994年 日工会展で 内閣総理大臣賞 。
1999年 日本陶磁協会賞 金賞。
その他、多数の受賞歴があります。
② 藤平伸氏の陶芸。
) 藤平氏は轆轤を使わず、手捻りや陶彫で作品を作っています。
) 辰砂釉の器だけでなく、人物(陶人形)や鳥や馬などの動物、家などを主題にした、詩情溢れたメルヘン的な作品を作っています。
注: 辰砂釉とは、酸化銅や炭酸銅を含む釉で、還元焼成する事によって、赤(紅色)に発色する釉薬です。
) 藤平氏の作品。「陶の詩人」とも呼ばれる、氏の独特の世界を繰り広げています。
・ 辰砂の作品: 花辰砂の壺(東京近代美術館蔵)、花絵辰砂壺(東京近代美術館蔵)、辰砂茶碗、酒盃、辰砂水滴、辰砂陶筥などの作品があります。
・ 置物の作品: 魚 (幅18、 高 28 cm)。 機関車(幅約30×10、 高約20 cm)など遊び心を刺激し、心温まる作品群です。
・ 灰釉の作品: 灰釉線刻花器、灰釉一輪生。
・ 鳥を主題とした作品: 鳥(東京近代美術館蔵)、鳥たちの歌(京都近代美術館蔵)、黒壺鳥(京都近代美術館)、鳥の壺、鳥刻文扁壷、鳥の絵の壺、鳥の絵の皿(京都近代美術館蔵)など多数。
・ 下絵付けの呉須を、透明釉に混入させて、青色に発色させたと思われる作品: 呉須花瓶、呉須合子、呉須三足壺など。
・ 人物をテーマとした作品: 踊子、梟(ふくろう)の少年、少年の日(東京近代美術館蔵)、聖童子、少女像、地蔵尊、陶人俑、坐像、裸像、一閑人など。
藤平氏は陶芸に対する気負いもなく、自然体で陶芸を楽しんでいる雰囲気の作品を、多く創作しています。
尚、1963年生まれの藤平寧(やすし)氏は、伸氏の子息で現在陶芸家として活躍しています。http://blog.goo.ne.jp/meisogama-ita/e/3f8f0f693dd99371646fab03a83b5351より













お菓子は、紫野源水、着せ綿






