I wanna go where the people go!
どんなタレントだろうが有名人だろうが、テレビの中から視聴者に呼びかけるのを見ても耳に入ってくることなどない。テレビの向こう側の会ったこともない人間に対して、聞く姿勢など持ち合わせていないし、ファンの自覚なんてあるはずもなくどこか他人事。ましてや決まりきったセリフなら尚更だ。
鬱屈、慟哭、憤怒、放心。出て行った人間達。
そして新しい仲間達。
「サポーターのみなさん、信じて下さい。」
監督就任後、ラモスが夜のスポーツニュースで呼びかけた言葉に子供のようにうなづく。ああ、おれに、そしてあのスタジアムに集まるみんなに対して言っているんだ。自意識過剰だろうが、なんだろうがサポーターなんて単純なもんだ。
ラモスのあの言葉で気持ちのベクトルは定まった。やるっきゃない!なんて土井たか子でももいまどき言わないが、それに近い想いだ。
明治神宮に初詣し、今年は昇格を祈願し(絵馬も奉納済み)、シーズンチケットを買うという、いつもの年とほとんど変わらないような1月。そして、練習試合の結果に一喜一憂し、不安と期待が同居するいつもの開幕前だ。
駅を降り、スタジアムへ向かう道。ざわめきがだんだんと近くなり、入り口をくぐりコンコースを歩く。スタンドへと繋がるゲートへ足を進めれば、緑のピッチが視界に入ってくる。
何度も何度も経験しているのに、この瞬間の素晴らしさに飽きることはない。
また今年も、それぞれの生活を過ごしている様々な人達が、勝利を願うという想いのもと年齢性別関係なくスタジアムに集まってくる。
そして開幕戦。
いつも見かける人達の顔を見れば、嬉しいような、少し懐かしいようなそんな気分になるのだろう。
今年もよろしく!
相手はどこだろうが関係ない。
勝つよ。