ここ半年ほど、娘との会話は就職のこと
もっぱら私は聞き役
今時の就活は自分の時代とは全く違うし
第一線で働いたことがない私には
社会を語ろうにもその術がない
「ママらの時代は…」なんて言ったところで何の役にも立たないどころか
不安な就活生の神経を逆なですること間違いない
企業を語るなんてできようはずもない
どの企業で何がしたくて
自分はどうなりたいのかは娘自身が考えなくてならないのです
そうは言っても
たまに人生に置き換えて助言してみたりするが
「なんも分かってない」
「ママに話すだけ無駄や」
と下手なアドバイスで信用を失うだけでしたわ
可愛さのあまり深入りしたら喧嘩になること間違いない
これを肝に銘じて接しておりました
そんな中でも微力ながら手伝えたこと
「わたしって」という自己分析で
娘がいう長所や短所に小さな頃の思い出話を交えて付け加えてあげれることくらいでしょうか
自己分析って本人には気がつかないこともあるし
改めて自分のことを問われると戸惑うものです
私の小話がお役に立ったのかどうかは分かりませんが
就活に必要なスーツや小物を準備し
気兼ねなく交通費を使えるようカードを渡し
襟が立つようにシャツにアイロンかけたり
老眼の目を細めながらスカートの裾のほつれを直したり
ガクに噛まれてパンプスを靴屋さんに修理に走ったり
靴磨きをしたり
主婦歴30年の腕と雑用をこなす
私のできたことはそれくらい
そして就活のあれこれは笑いでふっと飛ばす
これも私の得意なこと
今朝、狭いダイニングで勢いあまって
椅子の角で頭を思いっきりぶつけ
落ち込んでいるガク
反省しているのかな？
長い人生上手くいくこともあれば
頭をぶつけることもある
ぶつけた時に立ち上がってくれる力さえあれば
きっと自分の思う道に進めるだろうと思う
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