湊かなえ著、「物語のおわり」読了しました

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湯の花温泉の旅のお伴に一冊の本を買おうと書店に入り、引き寄せられるように
手にとったこの新刊

パラパラとめくってみると

一章目に結末がなく
この物語に続きはない。結末は読み手の想像に任せるということだろうか。(中略)
おわりのない物語は旅のお伴にするにはちょうどいいのかもしれない。

この数行に惹かれ
想像力をかきたてる、そんな物語が続くのかと思って買ってみました

予想は裏切られ

第一章目の物語「空の彼方」その未完の作品の紙の束が幾人もの主人公の手から手へと渡っていく、ストリー

悩みや迷い、不安や決別を抱えた主人公たちが、思い出の地北海道のひとり旅で
たまたま出会った相手から託された「空の彼方」読んでどう心を動かされるのか

北海道道民をはじめ北海道をこよなく愛する人たちなら風景の描写がストーリーを盛り上げてくれるかも

そして結末は…フリとオチにいつも驚かされる湊かなえさん、流石ですわ

はぁーそうでしたかって


「空の彼方」の時代背景は40年ほど昔でしょうか
登場する主人公、中学生の絵美は山口百恵さん
恋人役の高校生ハムさんは三浦友和さんのゴールデンコンビで妄想を膨らませました



私の高校生時代
松山千春の曲が好きでよく聴いていました

大学ノートに何度も歌詞を書き写しては読み返して感傷にひたっていましたね

随分と長く、人生のテーマソングは
『大空と大地の中で』でした
想像でしか知らぬ北海道の地に力強さを感じたのでしょうね

どんなに辛い苦しいことがあっても、この唄を歌えば大丈夫って思えたあの頃のあの気持ち

今から思えば人生を一途に悩んでいましたなぁ

実はその後
どんな時もこの歌のように強く歩んで欲しいと願って息子に名前をつけました


ひとり旅は、景色や人との触れ合いに心を動かされることがあります
いや、心が動かされなければ何も変わらないかもしれません







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おかげ様で重版し、そして韓国でも翻訳出版決定しました!
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