親の家を片付けるーお仏壇はどうしよう
小雨降るなか
天王寺の一心寺へ
昨日は爺さんの祥月命日でした
本堂にてお経をいただきに行ってきました
宗教心の薄い私は
爺さん戒名だけ辛うじて覚えており
後は先祖代々で済ますという
罰当たりな部類の人間です
この時
夫の実家のご先祖さんも供養するか
数秒だけ脳裏に思い浮かべ
打ち消される
毎月、爺さんの命日には
爺さんに成り代わって
爺さんの好きだった物を
好きだっお店で
頂くようにしています
あべちかの立飲みやカウターの飲み屋通り
私には魅力的ですが
一滴もお酒を飲まない
酒飲みをこの上なく嫌う爺さんの手前
暖簾を潜るのは別の機会にして
行きつけの蕎麦屋さんで
天ぷら蕎麦ととろろご飯
爺さんはとろろご飯が好きだったは
忘れましたが
朝のブログで卵かけご飯を目にし
かけご飯を食べたくなりました
うちの爺さん、かならず天ぷら蕎麦を注文
そして天ぷらには箸をつけない
単なる出汁として海老天を頼むのです
その事でいつも私が
「勿体無い!」と怒っていたんです
その後
たねやで
よもぎ饅頭をお供えように
そして京橋のパン屋さんで好きそうだった
パンを買い
一緒に出かけたら
このタイミングで
「おい！コーヒー飲もか」
きっと言うだろうと
私が食べてるのではありません
爺さんの身代わりですから
さて
親の家を片付ける、一大イベントですが
実家にはお仏壇があり
そこには先祖代々の魂が宿っているはず
かどうかは分かりませんが
これが金キラ飾りの黒塗りの仏壇で
購入して半世紀は経つもので
今時のリビングに映える仏壇に買い換えてと
その為にリフォームした時に
仏壇置き場も作ったんです
さて買うという段階で
今の私の立場では
仏壇を置くという所まで
厚かましくはふるまえないかと
生前の爺さんの性格からして
夫の建てた家に娘が買った仏壇に
魂を入れてもらって
あーええあんばいや～と喜ぶとは
到底思えない
「俺、帰る！」と言うに決まっている
さりとて主のいない実家に仏壇を
置きっぱなしというのも如何なものかと
なので
お寺さんに連絡をして
お正念を抜いてもらう事にしました
そして私は
こうして命日には休みを取って
一心寺にお参りして供養を続ける
そういうスタンスで
ご先祖さんと向き合うことにしました
家には爺さんコーナーがあり
麦わらぼうしを被り木陰で休んでいる
爺さんの写真
綺麗なお花はとお供え物は欠かさず
置いております
少子化の昨今
長男長女の結婚が増える中
実家のお仏壇、お墓事情は
私達世代には頭を悩ます一つであります
慣習に縛られて中々決心出来ませんでした
やっと心が決まりました
ずっーと婆さんが
実家に固執していたのですが
施設に入るに当たり
家を手放す気持ちになったんです
なったと同時に
全ての責任も放棄する所が
うちの婆さんらしい
お仏壇事情の他にも
神さん事情というのがあるのですが
又べつの機会に…
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