遅番の仕事終わりにスーパーへ
今夜は日本酒
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そして
家に着いても、誰も居らぬ
遅番で帰ったら
子供達がお腹を空かせリビングで
のびていたのはいつの頃だったであろう
こうして
私は一人になっていくんだ
ナァーーンて感傷的にはならず
さっさと冷蔵庫にあった残り物で
お酒のおつまみの準備
今夜は日本酒
一人ちびちび飲みながら
子供達の夕飯の支度もぼちぼちする
先日
知合いからお誘いを受けて
今度近場の温泉に行く事になった
まだ社会人２年目の息子さんが結婚され
７月にお孫さんが生まれるらしい
できちゃった婚か授かり婚かは
その区別は分からないが
どうやら急遽結婚した様子だ
ラインでは怒っている風に受け取れた
どうやら聞いて欲しい話がてんこ盛り
ゆっくり温泉につかって
じっくりと聞かせてくれるらしい
この手の話、いつの世もやれやれである
私にも3人の子供がおり
下は大学生だし
上の2人は社会人なので
やっと親としての役目が終わったと
喜んでいたのも束の間
周りでは結婚、孫ラッシュである
昔とは違い結婚も
まず入籍して
それからしばらくして結婚式
しばらくして新婚旅行と
まるで仕事が忙しくスケジュールの合わない
芸能人風の結婚プロセスとなっており
親戚の結婚式に招かねれ出席しても
お飾りさんのように静かに席につき
盛大に盛り上がっているのは
新郎新婦とその友人達
そういう時代であるから
親の出番はもうないかと安心していた
うちの次男に至っては気付いたら結婚していた
って事が起きないとも限らない
そんな風に軽く考えていたのだ
職場のスタッフが
只今、保険の見直し中で
ファイナンシャルプランナーに
アドバイスを受けているらしい
スタッフは
夫と私立高校に通う息子さんと3人暮らし
現在の若者世代は薄給で
夫婦共働きが当たり前
なのに
持家、専業主婦、子供あり、車は新車と
そういう家庭もよく見かける
同じ家計を預かる主婦として
どうしたらそのような暮らしができるのか
薄給といのはごく一部で
皆さんそれなり稼いでるのかと
長年の疑問をぶつけてみたらしい
『あー大抵親かおばあちゃんですわ』と
さらりと言われたらしい
親は団塊の世代
おばあちゃんは戦後の日本を復興させた世代だ
頑張ってこられた方々は
それなりの資産もお持ちだろう
うちの長男の所に
お手頃中古物件の内覧会に来る
シルバー世代は
大抵、子供を自宅近くに住まわせる為に
独断で見に来ている人が多いらしい
こと結婚となると
お相手の家の考え方や風習なども
受け入れなければならぬ
私のような脳天気な親が相手だと
友人のように友達を誘って温泉で愚痴らねばならぬ
そういう次第になるのだと思う
なので
今度の温泉では
じっくりとお勉強させて頂こう
授業料は1万円ほどである
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