昨日はうちの婆さんの病院への付き添い
終わればホームへと送っていきました
ホームで暮らすようになって２ヶ月が過ぎました
限られた空間で心豊かに暮らすのは
工夫と心配りが必要
施設の職員さんも色々なお声かけをしてくださり
時には喫茶店まで散歩をしてお茶を一緒に飲んで下さってる
婆さんにとっては何より嬉しい一時らしい
薬が出来るのを待つ間に
近くのお寿司屋さんでランチタイム
黙々と食べる
コーヒーまでついていた
婆さんの取り巻く環境は恵まれていると思う
婆さんがより良く暮らせるように色々な方が手を貸して下さっている
クオリティ・オブ・ライフ
ひとりひとりの人生の生活の質
社会的にみた質のことを指し
どれだけ自分らしく、人間らしく
人生に幸福を見出だしていけるかという観点
私なら、自分なりに設計ができるが
婆さんにはその能力がない
婆さんの残りの人生を、より豊にスマートに暮らす為
最大の課題は
実家の処分
やっとこの事に手をつけられる
空き家はリスクしかない
年末に実家のすぐご近所で不審火があり全焼した
実家のように空き家だとどのような事で火事になるか分からない
電気と水道は通ったままだ
生活していたまま我が家に来たのだ
固定資産税も払い続けている
婆さんには物は要らない
物は婆さんを助けてはくれない
実家に置いてある沢山の物は
今やなんの役目も果たせていない
主を失った物達は
凄く大きな負のオーラをまとい
哀しみと怒りのエネルギーを貯めてじっと
動かない
私にはそう感じる
婆さんの住み慣れ家は
これからの婆さんの生活の質を上げる為
お金を産み出して頂こうと思う
お金に替わるわるものは全てお金へと替えたい
それ以外は処分する
どこかで線引きをしないと捨てられない
年明けに買った食器
その分以上の物を処分した
歳を重ねれば重ねる程
必要な物は少なくなるはずだ
将来私が天に召されても
『えーあんさんの荷物はこれだけ？』と呆れられる位が理想だ
その為には、老いてからでは遅い
日々の生活で少しずつ処分するんだ
私も実家を片付けなきゃとは思っていた
前回は、23年の年末に２トントラック１台分以上を捨てた
あれから丸４年、あの時の気力も体力も私にはない
親が老いるように
私達も老いるのだ
老いてから物は要らない
必要なのは人の手の温もりとお金だ
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