町のねずみと田舎のねずみと東京物語

次男から聞く東京での仕事の話は

へえ～

すごぉ～～

まぢでぇ～～～

の連続

やっぱり首都東京………でんな

朝４時半に起床、経済紙全てに目を通し

始発バスに乗って朝６時半にはデスクについている

新人研修期間の時点で退職するのも珍しい事ではないらしい

色々な事で追い込みをかけられて、我慢出来ずに退職するんだ

男性も女性も職場において性差はないらしい

会社も入社直後に振るいにかけているんだろう

続けていけば、それなりの対価は得られる

質問責めの私に嫌な顔せず答えてくれる次男でしたが

話を聞いているうちに

町のねずみと田舎のねずみ

画像をお借りしています
童話が脳裏に浮かぶ

『俺、３日で辞める自信ある！』と長男

その昔、『東京で一旗上げてくるぅ』と

吉本の若手芸人さながらのセリフを吐いた長男は

『あほ！東京で出来る事は大阪でも出来るわ！』と私に一蹴され

以後、私の友人から

あんさんの人工衛星とアダ名をつけられても

『恒星でなくて良かった』と宣う長男

年子の兄弟は、相手のいないところで

『あいつは大丈夫なんか？』と私に訊ねてくる

同じように育てたつもりでも全く真逆に成長する息子たち

そして、お互いが気になる様子

『近いうちに東京に、遊びに行くわ』

『そう言うて一度も来てないで』

『そうやねんなぁ』

『まぁ何かと色々あってぇ』

でも息子がいる東京に遊びに行くとなると

脳裏によぎるのは

小津安二郎監督の名作『東京物語』

画像をお借りしております

原作映画も、テレビで見た記憶があり

笠智衆演じる父親の寂しげな表情は何となく覚えている

テレビでリメイクされた時も見て

やっぱりもの悲しい気持ちになった

みんなそれぞれの場所で
それぞれの花を咲かしていくんだ

私も負けずに大輪咲かせたいしぃ～～

なんの？(笑)

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