群洋子さんのエッセイの中に
竹筒入りの水羊羹を食べようとするも
筒から羊羮が出てこずに悪戦苦闘する様が描かれており
その姿が滑稽で可笑しい
群さんと羊羹の姿が脳裏に浮かび
何だか私も試してみたくなり
お取り寄せ
甘いものは朝の出勤前に頂くようにしています
竹筒の底にはプッチンプリンのように
ポッチと杭が出ており
それを折り曲げ取ると空気穴が出来
つるりんと竹筒から羊羮が出る仕組みになっている
はず
が
出ない
振ってみるも出ない
底をポンポンと叩いても出ない
『えっ！でえへんやん』
『いやどうしょ、会社遅刻する
』
諦めるか？
遅刻キリキリでも甘いものの為なら
食べるほうが勝つ
『そや、爪楊枝でちょっと出口をほじったら』
びくともしない
これなら群さんと一緒やん
やーどうする？
底を指で押してみる
あかんわぁ
暫し底を眺め
ようは穴から空気が入れば縁が外れるはずだから
底をくわえて吹いてみた
つるりーん
と勢いよく羊羮がとびだしてきた
大笑いの大爆笑～～ 
よく見えないけれど爪楊枝でほじったので
つるつるの羊羮は傷だらけ
私も群さんと一緒やん
そして、こんな行儀の悪いな食べ方
およばれした席で出されても手をつけれない
お恥ずかしい
おうちに帰ってからお復習
いやただ食べたいだけやん
しかしびくともせず
結局又吹いた
今度は息の量を調整して少しだけ水羊羮をだす
一口サイズに切って頂きました
残念なことに、この竹はプラスチック
竹の香りなし、風情もなし、竹筒の意味なし
やっぱり
夏の風情を楽しみたい
京都は仙太郎の「竹の水」を買いに行こう
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