去年シンガポールへの出張が入ってしまい、購

入済チケットを転売せざるを得なくなったムーラ

ンルージュ。リベンジでゲットし、帝国劇場へ。

 

 とっても華やかな舞台。入ってすぐに19世紀末

のパリのキャバレーの雰囲気に没入。開幕前から

ダンサーたちが登場し、蜃気楼のようにゆったり

と動きで開演前の華やいだ気持ちを盛り上げる。

 

 誰もが一度は聞いたことのある名曲が次々と登

場しキャバレーのショーのような、歌のステージ

のような。歌も踊りも素晴らしく見ている者を飽

きさせない。リピーターの人たちは拍手をするタ

イミングなど心得ており、観客である自分たちも

まるでキャバレーにいる現地のお客さんのよう。

 

 平原綾香さんの歌唱力は素晴らしかった。声音

の強弱と幅、声色の変化が大きく、かつ発生が非

常に安定している。ハスキーな声からキュートな

声まで何でも完璧だ。恋人役の甲斐翔真さんの長

身でハンサムなこと。抜群の舞台映え。

 夢のような3時間。Come what mayが頭を巡

り興奮冷めやらぬまま就寝。