ちょっと早いんだけどバケーションの計画

を始めた。キリスト教世界と西欧美術に費や

した数十年は過ぎ、関心はベネチアを越え東

方へと向かう。そうマルコ・ポーロのように。

 

 この数年イスラエル、ヨルダン、ウズベキ

スタンとかなりマイナー地域を旅行して来た。

困るのは情報量の少なさ。おまけに女ひとり

の個人旅行で公共交通機関を乗り継いでの旅

なので正確な情報を把握しておかないと危険

なめに遭う可能性も。(今まで一度もないが)

 

 かくして目指せ、東方シルクロードの旅は

サマルカンドを経てウルムチ、トルファン、

敦煌を目指すことに。現在中国であるこれら

地域は元は中央アジア、イスラム教徒、少数

民族からなるまさに文明の交錯路だった。街

の雰囲気や料理から色濃くイスラムを感じる。

 

 シルクロードと言っても数千キロと長い。

自分の興味を絞り込むべく、2005年に放映さ

れたNHKの新シルクロードのシリーズ書籍を

3冊読みこんだ。感性に響く土地は、石窟寺

院、イスラム教徒、そして葡萄!

 

 トルファンは葡萄の産地としても有名なん

ですって。葡萄と言ったらワインよね~去年

の誕生日、サマルカンドのワイナリーでひと

り試飲満喫。ロシア人の若いカップルも加わ

って楽しかったな~。

 

 まだ見ぬ土地へ。冒険はまだまだ続く。