ジャニーズ事務所のタレントを広告塔か

ら外す動きが加速している。改めて彼らの

姿が日常生活の隅々にまで浸透していたこ

とに驚く。コアなファンがコンサートに行

くのは当然であり、各種TV番組や誰もが目

にする商品にサービスのCM。彼らのいない

世界は考えられない。

 

 加害者である当人が生きていたならば、

どのように対応したのだろう。本人にとっ

て幸か不幸か死後4年も経ってしまってい

る。

 

 恐らくは謝罪は当然として、自分が育て

たタレントをどう守れるかと言うことが最

優先になっていたのではないだろうか。彼

らを切り捨てないで欲しいと。

 

 素晴らしいクリエーターであると同時に

執拗な異常さがあるのは奇才にはよくある

ことなんだと思う。突出した欲望が人並み

超えた創造力につながる。でも、それは間

違った形、ましてや犯罪であってはならな

い。

 

 周囲にいた大人たちが彼を止め、少年た

ちを救えなかったのは事実だ。今となって

できる救済は金銭的な補償。なんだか、む

なしい。