コンクリートの堤防、砂浜に積み上げられたテトラポット。
灰色の曇り空、くすんだ色の青い海。
無機質な世界に、迷い込んだかのよう。
堤防と砂浜に挟まれた道路を歩いていると、
そんな気分になったの。
生き物は私だけ、有機物が自分以外存在しない世界に、
私という人間だけが、存在している。
潮風が髪に絡む。
空気と、海と、雨が降り出しそうな曇天の匂いが混ざって。
iPodに曲をいっぱい詰め込んで、
聴きながらお散歩しようと思っていたのだけれど、
耳殻に寄せては返す潮騒に気づいてしまったら、
もったいなくて。
自然に聞こえてくる、波の音。
それは海の鼓動。
あるいは、原始の地球に溢れた音。
普遍的で、飽きなくて。
潮騒と潮風と、寒の戻りのやや冷たい空気に包まれて。
歩くこと1時間。
ある地点まで行って返って、
4キロほど。
帰りに、ふとアスファルトが明るくなって、
目を上げたら、
雲間から淡く雲を染める太陽の光。
海の方に視線を向けると、
青い海の上に、
ちょうど太陽があると思われるその下だけ、
光に照らされて白く輝いていた。
それはとても鮮烈な風景だった。
色彩に溢れているわけでも、美しいものの寄せ集めでもないが、
ただ
自然の見せる造形
この世に一つしか無い
一瞬の一枚。
それは
奇跡にも似た
煌めきだった気がした。
神様はもういないけれど、
そこには確かに、
何かが舞い降りたのだと。
それだけ
信じられる気がしたわ。
時間があれば、また来たいなぁなんて。
心が癒される、体を解きほぐす、潮風。
彼に教えてしまうのはもったいないくらい、
私だけが知っている、世界の奇跡。
いい地元に恵まれましたの。
灰色の曇り空、くすんだ色の青い海。
無機質な世界に、迷い込んだかのよう。
堤防と砂浜に挟まれた道路を歩いていると、
そんな気分になったの。
生き物は私だけ、有機物が自分以外存在しない世界に、
私という人間だけが、存在している。
潮風が髪に絡む。
空気と、海と、雨が降り出しそうな曇天の匂いが混ざって。
iPodに曲をいっぱい詰め込んで、
聴きながらお散歩しようと思っていたのだけれど、
耳殻に寄せては返す潮騒に気づいてしまったら、
もったいなくて。
自然に聞こえてくる、波の音。
それは海の鼓動。
あるいは、原始の地球に溢れた音。
普遍的で、飽きなくて。
潮騒と潮風と、寒の戻りのやや冷たい空気に包まれて。
歩くこと1時間。
ある地点まで行って返って、
4キロほど。
帰りに、ふとアスファルトが明るくなって、
目を上げたら、
雲間から淡く雲を染める太陽の光。
海の方に視線を向けると、
青い海の上に、
ちょうど太陽があると思われるその下だけ、
光に照らされて白く輝いていた。
それはとても鮮烈な風景だった。
色彩に溢れているわけでも、美しいものの寄せ集めでもないが、
ただ
自然の見せる造形
この世に一つしか無い
一瞬の一枚。
それは
奇跡にも似た
煌めきだった気がした。
神様はもういないけれど、
そこには確かに、
何かが舞い降りたのだと。
それだけ
信じられる気がしたわ。
時間があれば、また来たいなぁなんて。
心が癒される、体を解きほぐす、潮風。
彼に教えてしまうのはもったいないくらい、
私だけが知っている、世界の奇跡。
いい地元に恵まれましたの。