発酵乳・腸内細菌の科学:研究の最前線

発酵乳・腸内細菌の科学:研究の最前線

乳酸菌、腸内細菌叢の働きが、”ここまでわかった”、"ここまでしかわかっていない”と言うことをお伝えしていきたいと思います。
 

論文を読みやすくする翻訳文の工夫


1)目次をつけています。長文の論文をすべて読み通すのは疲れますから、目次から興味のある項目を選んで、クリックすれはその項目を読めるようにしています。

2)原論文では繰り返し出てくる用語は略語で表記していますが、翻訳文ではどこから読んでもわかりやすいよいうに、略語の表記を廃しすべて元の用語で表記しています。

3)重要な用語はカッコ内の訳者注によって簡単な説明をしています。

4) 菌名は正確を期するために英語表記にしていますが、初めて読む方にもわかりやすくするために、論文の内容によってはカタカナ表記に変更しています。原則としてオリジナル論文は英語表記に、レビューはカタカナ表記にしています。




図はプロバイオティクスがピロリ菌を抑制するメカニズムを示します。

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は、胃炎、消化性潰瘍、胃がんの主要な原因菌と考えられており、世界人口の半数以上が罹患しています。抗生物質療法による除菌率は、耐性リスクの増大により徐々に低下しています。近年の研究では、プロバイオティクスがピロリ菌感染症の治療に大きな可能性を秘めていることが示されています。本レビューでは、ピロリ菌感染のメカニズムとその予防・治療戦略を体系的にまとめ、特にピロリ菌感染管理におけるプロバイオティクスの役割に関する最新の研究成果に焦点を当てています。

論文のタイトル:抗生物質を超えて:ヘリコバクター・ピロリに対抗する有望な味方としてのプロバイオティクス

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