日本乳酸菌学会2026年度大会が7月24日~26日の3日間、金沢商工会議所会館で開催されました。
弊社の研究発表が26日午前9時30分に行われましたので、久しぶりに乳酸菌学会に参加しました。
発表者は、ホームメイド・ケフィアを長年顧客として利用してきた北陸大学医療保険学部の周尾博士です。
演題:6種類の乳酸菌と2種類の酵母で生成した複合発酵乳が含有する親水性代謝物の調査
〇周尾卓也1、吉田栄輝1、滝野豊1、中垣剛典2
(1北陸大学・医療保険、2中垣技術士事務所)
結果:精密質量の測定データに基づいて、比較対象となる質量ピークは4,168個が検出された。複合発酵乳について、牛乳に対して10倍以上のピークの高さがある105個、牛乳とヨーグルトに対しては双方で5個が選別された。これらの差異あるピークのスペクトルから、少なくともシトルリン、オルニチン、シチジンの存在が推定できた。一方、標品でクロマトグラフィー保持時間を特定している、代表的な一次代謝産物99化合物の測定データに基づいて、主成分分析を実行すると、複合発酵乳を特徴づける上位3つの主成分としてグルタミン酸、アセチルコリン、および上述のシトルリンが選出された。
以上は講演要旨からの抜粋ですが、市販のヨーグルトに比べ、ホームメイド・ケフィアで発酵させたケフィアには、機能性成分であるアセチルコリン、シトルリン、オルニチンが多く含有することが興味深い。
弊社の発表以外で興味深く聴講したのは特別講演“腸内細菌代謝産物と宿主脂肪酸受容体”
講演者京都大学大学院生命科学研究科木村郁夫先生の講演です。
発表の中で食物繊維は腸内細菌叢によって短鎖脂肪酸に変換され、短麻脂肪酸が脂肪酸受容体GPR41を刺激してインクレチンGPL-1を分泌し、インスリンを制御するが、短鎖脂肪酸を経口摂取しても同様の効果が期待できるかというとそうでなくて、経口摂取した短鎖脂肪酸は小腸で吸収されて大腸に達しないのでGPR41などの脂肪酸受容体を刺激できない。したがって食物繊維を摂取して腸内細菌叢によって短鎖脂肪酸を産生することが大切であること、および乳酸菌の産生する菌体外多糖(EPS)も食物繊維として短鎖脂肪酸を産生し、脂肪酸受容体を刺激すること、菌体外多糖を摂取すると体重が減少することです。
弊社のホームメイド・ヴィーリの効果をエビデンスが得られたように思いました。

