こんばんは。
今日は夜勤明けです。
さて今日は、『ゴッホー最後の3年』という本を紹介します。
この本は画家のゴッホが南仏アルルに旅立つときからオヴェールで最期を迎えるまでの日々を、弟テオとの書簡などをもとに描いたグラフィックノベルです。
ゴーギャンとの共同生活の破綻、耳切り事件、精神病院での入院生活、創作活動などが、温かいタッチで描かれています。
ゴッホが描いた数々の作品も登場するので、私はゴッホの画集をそばに置いて比べながら繰り返し読んでいます。
この本を読むと、不器用だけど純粋で一生懸命なゴッホに出会えます。
一生懸命描いた絵はなかなか売れず、弟テオに経済的に頼るしかなく、でも諦めることなく絵を描き続けたゴッホ。
読んでいるうちに、「がんばれゴッホ!」と思わず応援したくなります。
それだけに、セリフがまったくない最後の9ページを読み進めていくと、ゴッホの悲劇的な最期を知っているだけに胸が締めつけられそうな深い哀しみを覚えます。
「僕が生きていると感じるのは、イーゼルの前に立って描いている時だけだ。自分を慰めるため、自分の楽しみのために描こうとしている」
「お前にとって家族が、僕にとっての自然のようになるといい。妻も子どもも持たない僕は、穀物の穂や松の枝、葉を見ると癒される。外に立って絵を描いていると、全ての人々を結びつけている絆を感じる」
「僕たちはガタがくるまで畑を耕し続けるんだ。そうしていれば、尊敬の念を持って、ヒナギクや耕されたばかりの土くれ、春に芽吹いた灌木の枝、うららかな青い夏空、秋の大きな雲、冬の枯れ木、太陽、そして星や月を見ることができる。
たとえ何が起こっても、その心を持ち続けよう」