私は幼い頃、豊かな農村でのんびりとおじいちゃん、おばあちゃんに囲まれてすくすくと育ちました。

  野菜の収穫の時期には近所のおじいちゃん、おばあちゃん達が山のように野菜を持ってきてくれて、うちのばあちゃんはいただいた野菜を使っておかずを作り、野菜を持ってきてくれた人たちに配ってた。そして、いる分だけ野菜をいただいたら残りの野菜は岡山に住んでる知り合いの人たちにお土産に持っていったりしてた。野菜を持っていった街に住む人たちは今度は母の日にばあちゃんにプレゼントをくださったり、何か珍しいお菓子を私達兄弟にくださったりしました。
  お金は動かないけど、ほっこりと暖かい心が循環していく仕組み。

野菜をもらったばあちゃんは、農家の人の「お陰で」美味しいご飯を作れた。農家のおばあちゃんたちは、うちのばあちゃんの「お陰で」美味しいご飯を食べる事が出来た。街に住む知り合いの人たちも「お陰で」新鮮な野菜を食べる事が出来た。そして私たちは街に住む人たちの「お陰で」田舎にはない珍しい食べ物を食べる事が出来た。


良く考えると誰一人嫌な思いをしていない。お金も動いてない。動いているのは「お陰様」の心だけ。


  そして田舎では何か有ると「お互い様」で助け合って生活してた。車に乗れない近所のばあちゃんたちに「買い物に出るけど買ってくるもの有る?」って電話して買ってきたり。病院に連れて行ってあげたり。

  私にはそう言った暮らしが当たり前だったので結婚してその地を離れるまで何も違和感を感じなかった。よく考えると私達には沢山のおじいちゃんおばあちゃんがいたなあ。皆優しくて私がすることを「もうしょうがないなあ」って笑って見守ってくれて。



  

もし今回私のblog見てくださったなら覚えておいて下さいね。

アフターコロナのキーワードは
「お陰様」と「お互い様」ですよ😃