半身浴法について、誤っているものをひとつ選びなさい。

  1. 精油1~5滴を天然塩に混ぜて使用する。
  2. みぞおちまで浸かる。
  3. 心臓への負担が少ない。
  4. 長時間湯につかることができるので、全身をしっかり温めることができる。

今日はテキスト「アロマテラピー利用法」からの出題です。

 

半身浴の場合は湯の量が少ないので、精油1~3滴を目安とします。

 

ということで誤っているのは1。

 

で、ですね。

 

教科書的にはこれが正解なんですが、お風呂は半身浴でも100ℓはあるので、3滴だろうが5滴だろうが、濃度はごく微量。大差ありません。

 

それよりも沐浴法で気をつけないといけないのは、お風呂の表面に浮いた精油の塊、油滴です。

 

精油は水に溶けず、しかも軽いので水面に浮きます。

十分にかき回して油滴を小さくしておかないと、おおきな油滴ができる。

 

お湯に出たり入ったりするときにこれがそのまま皮膚につくと、かぶれます。

とくに柑橘系のオレンジなどはほぼ確実にかぶれるので要注意です。

 

テキストでは天然塩にまぜて、と書いていますが、この方法では油滴は小さくはなりますが、基本的に親和しないで表面に浮きますから、お湯に出入りするときに皮膚にまとわりつきます。

 

柑橘系をお風呂に入れるのはお勧めしませんが、どうしても入れたいときは、無水エタノールで希釈して入れてください。これなら油滴が水面に浮くことはありません。アルコールでかぶれる人はあきらめてください。

 

ではまた明日。

■参考資料

※2 ビジュアルガイド精油の化学,長島司

※3 アロマテラピー事典,デービス

※4 ジャン・バルネ博士の植物‐芳香療法

※5 香りの百科事典,谷田貝光克

※6 ハーブ学名語源事典,大槻真一郎,2009

※7 アロマ療法大全 ,ヴェルナー

※8 アロマテラピー〈芳香療法〉の理論と実際,ティスランド

 

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