フランスの社会保障制度の中に住宅補助の手当があるのですが、留学生でも長期滞在の場合はその恩恵を受けることができ申請の手続きができます。
住宅の補助金をもらうにはCAF...... Caisse d’allocations familiales のサイトで手続きをします。
去年9月の終わりに大家さんと正式に契約を結んだので、その後手続きをして待っている状態でした。
滞在許可証がまだ出ていなくても先にオンラインでの登録は可能なので、先に登録だけして、後で必要書類を送る準備をしていましたが、ずっとサイトが準備中となっていて必要書類を送れないので、直接オフィスに出向くかもと言っていましたがその後送ることができたようで大丈夫でした。
この手続きについては色々なブログで書かれていると思うので詳細は省略しますが、娘のケースもちょっと面白いなぁと思ったので、こんなケースもあるんだってことで書いておきます。
結局アポスティーユは全くなくても大丈夫でした。
フランス大使館のサイトには最近OFIIやCAFの手続きの際に戸籍謄本にアポスティーユが付いていることが求められることが多くなってきたと書かれていたので、渡仏直前新たに戸籍謄本を発行申請し、去年の8月に念のためアポスティーユもつけて持っていきました。
それとは別に去年1月に美術学校のプレパのコースに出願する時やビザ申請の時に使用した戸籍謄本とフランス語の翻訳の原本も持っていましたけど、1月に発行したものだったので、なるべく新しい日付の方がきっといいだろうと思っていました。
しかし、娘曰く戸籍謄本やアポスティーユのコピーを全て取るのはお金がかかってめんどうだし、きっとフランス人がアポスティーユを見ても「なんだこれ?」となるかもしれないと思って、結局それは使わず、古い方の戸籍謄本とフランス語訳を使用。
つまり去年の1月に発行され翻訳をしてもらった戸籍謄本のフランス語訳(日本で翻訳してもらったもの)だけを他の必要書類と一緒に提出したというのです。(お〜い 苦笑)
そしたら、後日書類不備として日本語の戸籍謄本も出してねと手紙が来たそうです。
肝心の原本を送っていないという。。。
ですが、学校のことが忙しすぎてその不足している書類をまだ実は送れていないのにもかかわらず、口座にはもうお金が振り込まれたそうです。
4ヶ月分入金されていました。
通常書類が足りないと手続きが保留になり止まってしまうと思っていたんですけど、実際日本語の原本を見てもわからないし、フランス語訳はすでにあるし、もうすぐきっと原本も届くだろうからいいかってなったんですかね。
それとも口座送金の手続きをしてから、書類不備に気づいたのか?
そして、通常戸籍謄本も発行されてから6ヶ月以上ゆうに超えていましたが、全く問題なく翻訳もフランス大使館認定の翻訳機関で日本でされたものでしたけれど、大丈夫でした。
手続きに時間はかかりましたけど、住宅手当を無事いただけることになって本当に良かったです。
1ヶ月につき170ユーロの補助を貰えることになるので、これはかなり助かります。
外国人にもこういう手当てを支給してくださることに本当に感謝です。
これで一応全ての手続きは一通り完了しました。
手続きが完璧じゃなくてもなんとかなってしまうケースが他の手続きの時もありました。
地域や担当者の裁量にもよるのかもしれませんが、とにかく様々な手続きが全てスムーズにいったのは手続きのシステム化、オンライン化が進んでいるお陰もあるかもしれません。
追記:
後で送ってと言われた戸籍謄本は郵送ではなくてメールにコピーを添付で大丈夫でした。
凄く簡単で良かったねと話していたら、誰もが簡単にできたわけでもなくて、あるクラスメイトはオンラインでの手続きで間違って収入があるを選んでしまい、訂正したくて前の画面に戻ろうとしても戻れず、事務所に行って手続きをしなくはいけなくなりました。
行ったはいいけれど、手続きの内容の意味がわからず教えてくださいと聞いたけれど、自分で調べてと言われてもう一度足を運ばなくてならずちょっと大変だったそうで、オンラインで便利と思ったけれど、そういうこともあるので入力時はよく読んで理解して手続きする必要があります。