香りってすごく重要なマーケティングの要素だと思うんです。

というのも・・
地球の営みの中で人間だけでなく、植物も動物もその成長と共に様々な形で利用しています。
例えば植物
・受粉の際に昆虫を利用する植物がいっぱいあります。
 花粉を運んでもらう為に花はにおいを出しますよね。
例えば動物
・マーキングして自分の縄張りを主張。
・繁殖期になるとメスをひきつける為にフェロモンを出す。

こうしてみると本能と香りはとても深く結びついており、香りが行動を決めるといっても過言でもないような気がします。

人間の行動は本能以外に理性という物が支配しているので、動物の様にはなりませんが、やはり香りが行動に影響を与える事はあると思います。
例えば料理のにおいをかぐとおなかが鳴ったり、とても好みの人がつけていた香水をその後好きになったり。
例えの後者は本能というよりは、習慣的な要素の方が強いですがありえない話ではありません。

人は楽しい、うれしい体験をした時の事を香りとして記憶する事も可能です。

そう考えると、マーケティングに香りという要素はとても重要だと思います。

人間には5感がありますが、その中でも香りを感じる嗅覚について紹介します。

嗅覚は原始的な感覚とも言われています。
確かに初めて食べる食品や、賞味期限が切れた食品の確認は目で見てわからない場合は鼻でにおいを嗅ぎますよね。
人間の危機管理としてとても重要な感覚として発達してきているのです。

実際それではその香りを感じるメカニズムは鼻から香りの分子が吸い込まれて、鼻の奥の粘膜にある線毛という嗅覚受容器に結びつきます。
人間には数百種類の香りを感じる受容器を持っており、その受容器で1万種類以上の香りをかぎ分ける事が可能なんです。
1個の受容器が複数のにおい分子を識別するという事です。
受容器で受け取った情報は電気信号として嗅球→嗅神経と伝わりにおいを脳(大脳辺縁系)へ伝えます。
また大脳辺縁系は「記憶」「感情」を司ると言われています。

だからふと何かの香りをかいだ拍子に昔を思い出すとかという現象がおきます。

ところで、最近「香り」を使ったマーケティングがマスコミに取り上げられる事が多くなってきましたが、この嗅覚のメカニズムを有効に活用しています。

確かにドアを開けて店舗に入るといい香りが漂っていたらお店にいい印象を持ちますよね。
逆にカビ臭いだったり変な臭いがすると二度と行きたくなくなるような悪い印象を持ちますよね。

お店のファーストインプレッションは確かに重要です。
期待してドアを開けていい香りがしたらとてもファーストインプレッションは良くなります。
もちろん香りだけではなくてお店全体の雰囲気だったりというのは重要で、香りありきではありませんがそれでもその空間の香りまで気を使っているお店の心配りはお客様にも伝わるのではないでしょうか。

今後はもっとお店トータルをデザインするのに香りまで気にする企業がもっと出てくると思います。