どんな映画でも!
今日は前からずっと観たかった映画を観に行ってきました。
あまり大々的には宣伝していなかったのかもしれませんね。
ウィーンの街並みは約100年遡ってもさほど変わらない。
でも悲惨な時代を経て今がある。
ユダヤ人を取り囲んで見世物にしていた場所はラートハウス(市庁舎)でマリアと彼女の夫はその中をくぐり抜けて逃亡をする。
実際に私が何度も訪れた場所で、、、。
叔母であるアデーレの絵画をオーストリアから取り戻すため、彼女は何十年ぶりにウィーンへ降り立ち、辛すぎる過去を辿っていかなければならない。
マリアは裁判で、
「返還」とは"もとあったままの状態で持ち主に戻すこと"。本来ならば私の人生はこの美しい街で幸せに暮らしていたはずで、私の人生も出来ることなら元のままに戻してほしい、と訴えます。
それが出来ないならせめて愛する叔母の絵を戻してくれと。
新人弁護士と共にオーストリア政府相手に闘い、オーストリアのモナリザと称されていた国宝を見事奪還。
(ナチから不当に奪われた10万点に及ぶ個人所蔵品は現在も未だ本来の所有者には戻されていないそうです。)
後から後から止めどなく涙が流れていきます。
特にマリアの心をずっと支配していた後悔の念を吐き出すシーン。
クリムトは絵の作者ではあるけれど、それ以上には登場しません。
今までも絵画を観る時は何年に描かれたものなのかチェックしてみるようにしています。。
その当時を描いた作品ならなおさら、歴史的背景と合わせて。
でも問題になったアデーレの絵は画集では見ていましたが、そんな背景があったとは知らなかった。
クリムトファンならずともこの映画はオススメです。
最後に、映画を観る前の一コマで締めくくり。。


