あけましておめでとうございます。
webも創るアロマ&カウンセリング講師、アロマシオンの島田さつきです。
私事ですが、夏から体調を崩していた父が、年末に胃がん手術。
年内退院の予定も、転倒したり炎症が起きたりで延期となり、
大晦日も正月もままならず、病院付き添いに明け暮れておりました。
そんな父ですが、体力低下と認知症が進み、外見は要介護3~4にまで陥りました。
年寄りだけでなく、入院して運動が足らなくなると筋力はあっという間に落ちます。
生き物ってそもそも自堕落にできているんですよね。
負荷がなくなると働かなくていいんだなぁ~って、
細胞が判断してそれに順応してしまいます。
宇宙飛行士はたったの20日くらいの宇宙滞在でも、地球に帰還した際、
疲労骨折を避けるため、車いすで移動するくらいなんですね。
さてさて、この年末年始は父を看ながら色んな実験をしていました。
例えば、立ち上がる時は、手を貸しながら「よっこらしょ」と言わせる。
年寄り臭い言葉ですが、掛け声には重要な効能があります。
脳がよっこらしょの状態を思考する→言葉を発する→耳から掛け声が聞こえる
→脳の筋肉指令が活発化する
武道をする方はわかると思いますが、力を入れるタイミングで気合があるのと無いのとでは、破壊力が違うんですね。
力が出ないよぉ~という疲れ気味でも、カラ元気の掛け声や気合で脳は騙されます。
ほかには、言葉がけによる認知症の脳の働きの観察をしてみました。
(おたくなんでスミマセン…(^_^;))
認知症は記憶が怪しいのはもちろん、色んなことがわからなくなるわけですが、
耳が確かなうちは、言葉にはきちんと反応するんですね。
胃がんで胃が少なくなった場合、小分けに少量ずつ食べなければいけません。
早食いの父を静止するのに、いちいち「ちょっとずつ食べてね」「30回噛もうね」
などと言葉がけするとそれに従うんですね。
頻尿で尿意も我慢できなくなっていますが、
「まだしちゃダメだよ」「座ってからね」などと誘導すると、
言葉がけをしない時よりはるかに粗相がないのです。
これらのことから、他人を誘導する時、言葉がけが意外に効くことがわかるわけですが、
これって自分にも使えますよね。
くじけそうな時、あともうひと踏ん張りな時、自分を奮い立たせ、
脳をコントロールする言葉で乗り切る。
お金も時間もかからない、簡単な強壮剤ではないでしょうか。