運命の出会い 210 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

声楽のお教室に入会した時、

受付の人に。

 

 

「数か月後にホールでの発表会が

ありますが、ご参加されますか?」

 

 

・・・と訊かれた。

 

 

いやいや。。。

右も左も解らないうちに、

ホールで歌うなんて無理~~と。

 

参加は断ったし。。。

 

声楽で発表会に出ている自分なんて。

 

あの頃はまったく、、、

想像ができなかった。

 

 

 

新しい先生に変わった時に、

今までの11時から11時半に、

時間を変更してもらった。

 

そして、今まで私がレッスンしていた

時間枠に、違う人が入り。

 

部屋の外でレッスン待ちをしていると、

よく、その人の歌声が聴こえてきていた。

 

 

その人は、もうすぐある

発表会にも出演するようで。

 

ある歌の練習をしていたのだけど。

 

 

彼女の歌っていた歌がまた。。。

 

私にとってはちょっと、

運命的だった。。。

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ。。。この曲は。。。」

 

 

・・・と、廊下でひとり。

泣きそうになった(笑)

 

 

大好きな映画の中の、

5本の指に入るほどの作品。。。

 

 

『眺めのいい部屋』

 

 

その中の、大好きなシーンで

流れていた歌がこれだったのだ。。。

 

 

あの映画はもう。。。

何度も何度も、繰り返し観た。

 

 

だから。。。

隅から隅まで。。。

 

記憶の中に焼きついている。。。

 

 

そんな映画の。。。

このシーンは。。。

 

もう。

涙が出るくらい美しくて。。。

 

その背景で。

 

この歌が流れていた。。。

 

 

 

 

 

 

 

とても綺麗で。。。

大好きな歌だったけれども。。。

 

こういう歌は。

自分では決して歌えない歌だと。

 

長い間そうやって。

ずっと、決めつけてきていた。

 

 

 

でも、もしかして。。。

 

声楽を習い続けていたら、

いつの日か。。。

 

この歌までも、自分で歌えるように

なったりするのかしら?

 

・・・と。

 

ちょっと、胸がときめいた。

 

 

 

あそこを境に。。。

 

なんだか。。。

俄然、やる気が出てきたりもした(笑)

 

 

それまでは。

 

サラ・ブライトマンの歌が、

完璧に歌えるようになるまでの

お稽古事。。。

 

・・・くらいの気持ちだったのが。

 

 

声楽の世界そのものに、、、

純粋な興味が湧いてきて。

 

 

今までは、週1回の。。。

 

1回、ほんの30分のレッスンだけで

満足していたものが。。。

 

もっと、レッスンの量を

増やしたくなったりもした。。。

 

 

 

ただ。

今の先生とは、時間の調整がつかず、

これ以上のレッスンは無理だったので。

 

仕方ないので、外部で。

先生を探すことになった。

 

 

今にして思えば。

 

とても好きだと思っていた

あの先生と。

 

時間の調整が出来なかった時点で。

 

素直にそれを受け入れて、

やめておけばよかったのだけど(苦笑)

 

 

もっと。もっと。という「欲」。。。

 

・・・というものは。

 

人を、めんどくさい方向へと

進ませるもので(笑)

 

 

まぁ。。。

すべては必然であり。

 

結果的にはそこで。

いろんな気づきや学びがあるから、

それはそれ。。。

 

なのだけど。

 

 

今にして思えばあれは。

完全なる「横道」だったとも思う。

 

 

あの時、いろいろ探してみて、

いろんな条件があった先生は、

男性しかいなくて。

 

それでも。

 

まぁ、しかたないか。

 

・・・みたいな、軽い気持ちで

体験レッスンを申し込んでみたら。

 

 

やっぱり。というか、

なんというか。

 

なんだか、いろいろと。

イヤな思いを経験することになった。

 

 

 

あの頃は。。。

 

「男性」

 

・・・というものが、ある意味、

鬼門みたいになっていたから。

 

私自身が、過剰に反応した。

というのも、あったのかもしれないけど。

 

 

OSHOの時もそうだったように、

自分にとって。

 

「鬼門」

 

・・・みたいになっているものは。

 

おそらく、過去生の中で、

自分自身が、十分に経験してきた

ものなのだろうとも思う。。。

 

 

だから。

 

「同族嫌悪」

 

・・・ではないけれども。

 

「今回、やりたいのはそれじゃないでしょ!」

 

・・・ということに気づかせるために。

 

 

イライラさせられたり、イヤな気分に

なったりするのだろうなぁ。。。

 

・・・と。

 

 

*******

 

 

細かいことをあれこれ書くと、

その先生の悪口みたいになって

しまうので、端折るけど(苦笑)

 

 

あの時の、イヤな気分を

簡単に書くとしたら。

 

 

「何なの?この勘違いした人は!!」

 

 

・・・みたいな感じだったと思う。。。

 

 

そして、私はあの時。。。

ハッキリ自覚した。。。

 

 

もう、、、

子供の頃のように、無条件で

人を尊敬することって。

 

出来なくなってしまったんだな。。。と。

 

 

それはおそらく。。。

私自身が成長したからなのだろうと

思いながらも。。。

 

反面。

 

ちょっと、寂しい気持ちが

したりもした。

 

 

私にとって。。。

 

そこに、「尊敬できる人がいる」

 

・・・ということは。

 

大きな喜びだから。。。

 

 

 

昔は。。。

 

バレエが上手。とか。

歌が上手。とか。

 

その人が。

自分にないものを持っている。

 

・・・というだけで。

簡単に人を尊敬できた。。。

 

 

だから。

世の中に、尊敬できる人が、

たくさんいた。。。

 

 

 

でも、気づけばいつの間にか。。。

 

尊敬できるポイントとなるところが、

変わっていて。。。

 

 

「その人は、何が出来るのか。

何を成したのか」

 

 

・・・ではなく、、、

 

 

「その人の意識が、、、

どこまで成長しているのか」

 

 

・・・に、なっていた。

 

 

 

この地上で生きている、

大部分の人が。

 

「自我」

 

・・・が、「自分」であると信じ込んで

生きているわけだけど。

 

私は。。。

それ自体が悪いことだとは

思っていない。。。

 

 

この地上では。。。

 

ハッと目が覚めた時に、

一時だけ、魂の意識を体現できる

ことはあるけど。

 

それを、維持し続けることは、

なかなか難しくて。。。

 

またすぐに。

自我の意識になってしまう。。。

 

 

でもそれが。

人間なのだとも思う。。。

 

 

だからそんなことでは、

イラッとすることもない。。。

 

 

でも。。。

 

自分の意識はまだまだ未熟だ。

 

・・・ということを自覚せず。

 

 

ただ単に、「歌がうまい」。

ある程度の「経歴がある」。

 

 

・・・というだけで、

人を見下したような態度をとったり、

それを誇ったりしている人を見ると。

 

 

そういうのは、本当に。。。

 

まるで、「園児」に見えてしまうし(苦笑)

 

 

今の私にとっては。。。

そういうのは、ただただ。。。

 

「勘違いしている」

 

・・・としか映らなくなってしまったので。。。

 

 

そういう視点で、

人を見るようになったら。。。

 

子供の頃に比べて。

尊敬できる人の数は。

 

グンと減ってしまった。。。

 

 

 

自分のそういう成長を。。。

寂しいと感じることもあったけど。。。

 

でも。

道を後戻りしようとしても。

 

それは到底、無理なことだし。。。と。

 

 

そういう自分を受け入れるまでに。。。

 

そんなことを、

あれこれ考えたこともあったな。。。

 

 

 

あの時、あの男の先生から、

みじんも感じなかったものは。

 

やっぱり、謙虚さで。。。

 

これを欠いている人に対して、

私は、常にイラッ!という

反応を起こすのだ。と。

 

ある時気づいた。

 

 

気づいてからは、前ほど、

異常なくらいイライラすることは

あまりなくなった。

 

そしてその後は。。。

人のことをどうこう言うよりかは、

自分自身が、謙虚でいる努力をしようと。

 

調子に乗らないようにしようと。

 

そういうほうを、

心がけるようになったりもした。

 

 

 

そんなわけで、もちろん。

その先生のレッスンは、体験だけで

終わったわけなのだけど、あの時。

 

 

「そういうことかな」

 

 

・・・と、自分の中で納得したものがあり。

 

 

結局その後も。。。

レッスンの量を増やすことは

なかった。。。

 

 

*******

 

 

あれは、秋ごろだったか。。。

 

年明けに、お教室の中にある

小さなホールで、プチ発表会を

行うことになったというお知らせがあり。

 

 

私もそれに、

参加することにした。

 

 

「まだまだ、日も浅いのに。

私が出てもいいのかしら。。。」

 

・・・という、思いもあったけど。

 

 

でも、正直言えば。

歌ってみたかったのだ。。。

 

 

 

声楽を始めた時に。

 

「親鳥のあとを追う雛」

 

・・・になると決めていた私は(笑)

 

 

あの頃はまだ、

何も自己主張することなく。。。

 

 

発表会で歌う歌も。

先生に決めてもらった。。。

 

 

「Lyricaさんの雰囲気には、、、

こういうのが合いそう」

 

・・・と、先生が選んでくれた歌は。

 

 

『Lascia Chio pianga

(私を泣かせてください)』

 

 

これが、私にとって。

声楽初舞台の歌となった。。。

 

 

 

 

 

つづく