ヒーラーを始めたばかりの頃は、
夫の会社の事務所の一室を借りて、
そこで、お仕事をしていた。
しばらくして、なんとなく手狭になったので、
サロン用に、新たにお部屋を探そうという
気持ちになった。
夫の会社のそばで、
何かいい物件がないか探したところ、
条件にあう場所を見つけ、
さっそく、不動産屋に連絡し、内覧の予約をとった。
でも。
実際に内覧するよりも前に、
夫が、仕事の合間に、フラッとひとりで、
その場を見に行ってみたようだった。
そうして、彼が言った。
「あそこさ。。。というか、あの一帯。
何て言ったらいいか、ママがあんまり
好きじゃなさそうな感じがしたよ」
・・・と。
それって、どういうこと??と訊ねても、
「うーん。古い感じ?下町みたいな感じ?」
と、いまひとつ、よく解らなかったの。。。
そして、内覧の日。。。
その日は、どんよりと曇っていて、
雨も降っていて。
私たちは、不動産屋の人と、
現地集合の約束をしていたので、
家族だけでそこに向かったのだけど。。。
その物件のある通りに一歩入った瞬間。
夫が何を言いたかったのか、すぐに解った。
たしかに、その通りだけ。
他の通りとは、「雰囲気」が違うの。
それは、私だけでなく、
子供達も感じてた。
ただ私は、その時、夫にこういった。。。
「あなたが言いたかったことは解るけど、
私、ここ、嫌いじゃないかも。
逆になんだか、好きかも?」
・・・と。
その後、物件の内覧。
そこは、可もなく、不可もなく。な感じで。
いまひとつ、これ!という強い決め手は
なかったのだけど。
条件にあう物件って、意外にあまりなくて。。。
他にこれと言って良いと思った物件が
全然探せていなかったので。
「まぁ、、、ここでもいいかな」
・・・と、心の中ではほぼ、
そこに決まりかけていた。
でも、念のため、返事を保留させていただき、
不動産屋には、少しだけ待ってもらうことにした。
念のため。。。っていうのは。
私も、こういう体質なので。
いわゆる、「いわく憑き物件」だけはちょっと。
・・・ということで(苦笑)
帰ってからいちお、調べてみることにしたの。
そうしたら。
その時に解ってしまったんだ。。。
あの通りが、昔あったという、松戸の遊郭の
跡地だったということが。
あぁ。。。そういうことか。。。と。
あの通りだけなぜ、「雰囲気」が
違っていたのか。。。
その理由が解った気がした。
「遊郭跡地」にサロンはちょっとね。。。と。
そこはやめることにして、新たに物件を
探そうとしたら、今度は一発で、
とても良い物件を探し当てることができた。
その時も、不思議な気持ちになったよ。。。
松戸に昔、遊郭があったらしいという話は
知っていたけれども。
それがどこにあったか。。。までは、
知らなかった。
調べる気も起きなかったし。
それが、偶然、こういう形で知ることに
なるなんてね。。。って。
そして。
今まで散々探しても、出てこなかったのに。
遊郭跡地があの場所にある。。。って
解った途端に、他に、ドンピシャな物件が
見つかってしまうなんてね。。。と。
いろいろ、思うことあった。。。
********
新しいサロンに入ってすぐの頃。。。
まだ、お部屋の準備に忙しかった頃。。。
ある日、松戸駅のほうに用事があったので、
サロンからそのまま、駅に行くことに。。。
初めて歩く道。。。
すると、、、その道の途中に、
蛇の死骸があって、「ギャーッ」となった。
もう、、、こういうの、苦手でね。
そちらを見ないように、ソロリソロリと、
その場を抜けた。
帰り道も、まだそこにあったので、
行きと同じように、目を逸らしながら、
通り過ぎた。。。
その次の日も駅に用事があり。
またそこを通らないといけなかったのだけど。
気が重くてね。。。
そしてやっぱり、それはまだそこにあって。
暑い時期だったから。。。
もう。。。干からびてしまっていた。。。
その次の日だったか。
次の次の日だったか。。。
またまたそこを通らないといけなくなり。。。
イヤだなぁ。。。と思っていたら、
それは、なくなっていたの。
すごいホッとして。
気持ちが軽くなった。。。
あれこれ買い物したりしてる時も、
「帰りももう、大丈夫♪」
みたいな気分だった。
そうやって、気がかりはなくなり。
普通に、帰り道を歩いていた。
そうしたら、一瞬で、全身に鳥肌が
立ってしまうようなことが起きた。
私はもう少しで。。。
蛇の死骸を踏んでしまいそうになったの。。。
危なかった。。。
それは、道のど真ん中にあったから。
本当に、普通に歩いていたら、
踏んでしまいかねないようなところに。。。
けど。。。
そこは、以前、あの蛇の死骸があった
場所とは、全然違う場所。。。
しかも、ものすごく、離れた場所。
なんで、こんなところにいるの????と、
プチパニックになった(笑)
あの蛇が、ここまで移動してきたなんて、
どう考えてもあり得ない。。。
だって。。。
死んでいるんだよ?
風に吹かれてきたの???
小学生とかのイタズラ???
それとも、まったく違う蛇???
いやいや。
大きさも色も、干からび具合も。
まんま、そのものなんですけど。。。って(汗)
もう。。。
一瞬で、いろんなことを考えちゃったよ。。。
それに。。。
行きには、こんなところに蛇は
いなかったはずなんだけど。。。
それとも、、、
私が気づかなかっただけなのか。。。
・・・なんてところまで考えた時。。。
二度目の鳥肌が立った。。。
その蛇の死骸が、今ある場所。。。
そこってちょうど、遊郭跡地に入る路地の、
入口のところだったの。
今、自分が立ち止まっているところから、
ふと横を見れば、、、
そこは、元、遊郭街。。。
これってまさか。。。
ここで私を立ち止まらせるため
だったりしたの???
なんて、一瞬考えてしまったりもしたけど。
怖かったので、、、
そのまんま、ダッシュで逃げた。。。
********
つづく