夏の、ボッレの来日公演。
観に行くことにしたのだけど、
その時に一緒に来日する予定の
アレッサンドラ・フェリ。
実は、彼女の踊りを実際に観るのは、
今回が初めてだったりする。。。
・・・とは言っても、アレッサンドラ・フェリって、
私にとっては随分、身近に感じていたダンサーだ。
というのも。
子供の頃。
バレエを習っていた頃。
当時の私は、お稽古前にサンリオ・ショップに立ち寄るのが、
いつもの習慣で。
そんなある日、サンリオで一冊のバレエの本を見つけた。
『夢見るバレリーナ』
・・・という本。
それは、ミラノ・スカラ座バレエ学校のレッスン風景の写真集で。
たしかそこに、森下洋子さんが文章を添えていた。
その写真の中で、ひときわ光っていて、
すごく目をひく少女がいて。
子供の私は、その少女に、
ものすごく憧れたのだけど。
それから何年も経って、、、
そんな本の存在すら忘れてしまっていた頃。
大人になった私はある時、
アレッサンドラ・フェリというダンサーの、
ある映像を観て。
あれ?
この人ってもしや。。。
あの本の、あの女の子なのでは???と。
急に、記憶が蘇った。。。
どこかにしまい込んでいたその本を、
久々に発掘して、隅々まで見てみたけど、
どこにも、少女たちの名前のクレジットがなく。
あの少女が本当にフェリなのか。
ちゃんと確かめられなかったし。
今、ネットで探してみても。
どこにも、そんな情報はないのだけど。
でも。
多分、そうだと思う。
あの写真集に載っていた少女は、、、
幼い頃の、フェリなのだと。。。
・・・で、思ったの。
プロのダンサー。
中でも、世界屈指のプリンシパルになるような人って、
やっぱり、そう成るべくして成ってる。。。
そうなるために、生まれてきてるんだろうなぁ。。。と。
もう、子供の頃からすでに、
ああやって、人の目を釘付けにしてしまう、
キラッと光る、「何か」を持っているのだから。。。
そう。。。
子供の頃から。。。
ワガノワとかオペラ座とか。
世界に名だたるバレエ学校では、
まず、合格の最初の基本条件が、
「見た目が美しいこと」。。。
・・・なのだそう。。。
いくら技術があっても。
見た目が美しくなければ、
入学さえできない。
顔やスタイルだけでなく、
生まれつきの筋肉のつき方とか骨格とか柔軟性とか。
そうやって、数々の難問を潜り抜けて、
やっと入学できたとしても。
伸びなければ、
落とされる人はどんどん落とされ。
先生から、
「あなたは将来性がないから、
今のうちにやめたほうがいい」
・・・と、ズバッと言われる。
私なんかまず。
そういうバレエ学校に入るチャンスすら
なかったわけだけど(泣笑)
けど。。。
だからこそ、こういう世界って
大好きだ。。。と。
そう思ったりもする。
バレエってそういう厳しい世界だけど。
先生のそういう「ズバッ」も。。。
私には、「優しさ」に映るし。。。
そのくらい「完璧」なものが、、、
実は、、、すごく好き。
好きだけど。
自分にはそこまでの根性がないので、
だから、、、尊敬するし、憧れる。。。
すごいなぁ。。。と。。。
心から思えるものに、、、
自分には、到底手の届かないものに対して。
胸が躍る。
フェリも幼少期。
スカラ座バレエ学校で、
日々、涙しながら頑張ってたのかな。。。なんて。
なんか、写真があるから、
想像しやすかったので。。。
だからなんとなく。
アレッサンドラ・フェリという人は、、、
特別にファンというわけではないのだけど、
妙に、身近に感じるダンサーだったりする。。。
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今日、、、(というか、昨日)
ものすごく久しぶりに、フェリのジュリエットを観た。
私が持ってるのは、結構古いもので、
1984年の、ロイヤル・オペラ・ハウスで行われた舞台。
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この舞台のフェリのジュリエット。。。
本当に子供らしくて。
凄く、可愛いの。。。
だからこそ。。。
ラストの悲劇はいつも、
号泣になるのだけど。。。
そういえば。。。
英国ロイヤル・バレエ団の衣装は、
他のバレエ団に比べると、重厚で、かなり重い。。。と。
たしか、、、昔、、、
熊川哲也さんか誰かが、
そう言ってたような気がするのだけど。
この、ロミジュリの衣装が。。。
そして、舞台セットが。
これまた、私のツボに思いきりハマるというか。。。
もともと、この時代のイタリアが大好きだった。
キャピレット家の屋敷で踊るあの、
宮廷舞踊みたいなダンス。。。
あのシーンはもう、
鼻血が出るくらい(笑)
大好き。。。
DVDのフェリの舞台の映像と同じのは
探せなかったのだけど。。。
雰囲気はこんな感じ。。。
子供の頃、初めてロミジュリの舞台を観た時、、、
当時はやっぱり、白鳥の湖とかそういう古典ばかりが
好きだったから、ロミジュリのような舞台はまだ、
よく解らなかった。。。
・・・にも関わらず、このシーンだけは、
鼻血が出そうになったのを覚えてる。。。
胸がドキドキになった。。。
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大人になって分かったのは、、、
こういう、、、
元々は、貴族のお屋敷で踊られていたダンスが、
バレエの原型だった。。。
ということ。
バレエの原点は、イタリアの宮廷舞踊だと
言われていて。
イタリア、メディチ家のカトリーヌ・ド・メディシス。
彼女がフランスにお嫁入した時、
この舞踊形式もフランスに持ち込んだらしい。
それがのちに、
フランスでバレエに発展していった。
ダ・ヴィンチの頃のイタリア。
その中でもフィレンツェ。
メディチ家は、特にツボです。。。
そういう、わけもなく惹かれるものが、
これまた大好きなバレエと繋がっていたことに。
昔の私は随分と、
キャーキャー騒いだものだったっけ(笑)
カトリーヌ・ド・メディシスって。
歴史上ではけっこう、悪名高いよね。
『王妃マルゴ』という映画を観て、、、
ドン引きした記憶がある。。。
あぁ、、、なんか、話がどんどん逸れていく。。。
『ロミオとジュリエット』の舞台を観ると、、、
いつも、こうなる。。。
いつも心が、、、
あちこちに飛んでいってしまうのだよね。。。
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