バレエの『椿姫』の中で、
マルグリットとアルマンが『マノン』の舞台を
観ているシーンがあって。
マノンの舞台を観ながら、マルグリットは、
自分とマノンの境遇がシンクロしているように感じ。
その後、ことあるごとに、
度々、マノンの幻影が出てくる。。。
この、『マノン』というお話も、
それ自体がバレエ化されていて。
私が最初に見たのは、やっぱり、随分昔で。。。
英国ロイヤル・バレエで
初演された時の『マノン』
もちろん、DVDでだけど。
若かりし、アンソニー・ダウエルが
デ・グリュー役をやっていた。。。
『椿姫』と違って、この『マノン』は、
初めて観た時も、
あんまり胸に響いてこなかった。。。
まだ、、、自分が若かったということも
あるのだと思うけど、、、
なんとなく、マノンやデ・グリューの
心理がよくわからなくて、感情移入ができなかった。
だからなんだか、
始終、ポカーンとして終わった感じで。。。
いつか、原作を読もう読もうと思いながら、
いまだ読んでない。。。
原作は、『騎士デ・グリューとマノン・レスコーの物語』といって、
18世紀のものらしいし、、、
作者はなんでも、カトリックのお坊さんなんだそうだけど。
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先日、ロベルト・ボッレのことを思い出した時、
彼が、オペラ座のオーレリ・デュポンのアデュー公演で、
デ・グリュー役をやった。。。という情報にぶつかった。
ボッレのデ・グリュー、観たい!!!
・・・と。
映像を探してみたのだけど、
さすがに全幕は見つけられず。
DVDを買っちゃおうかなぁ。。。とも思ったけど。
また、いつ熱が冷めるか分からないし^^;
で、無駄遣いはもったいないし、
余計なものも増やしたくないので、
家に、もうすでにたんまりある、
バレエの映像を観て、気を紛らわすことにした。
でもそうしたら。。。
あったのです。その映像。家に。
以前、BSで放送されたものを、
しっかり録画してあったらしい。
デュポンの引退公演だし。
いつか、ゆっくり観ようと。
多分、そう思って、録っておいたのでしょう。
で、今まですっかり忘れてた。。。
あぁ、、、忘れててよかった~~(涙)
逆に覚えていたらきっと。
バレエ熱が冷めていた時に、
「もう必要ないね」。。。と。
観もせずに消していたと思うから。
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デュポンの引退は、2015年だったみたいだから。。。
もうあれから、4年も経っているんだ。。。と。
びっくりした。
ホント、月日が経つのは早い。。。
肝心な、デュポンとボッレの『マノン』は、
「完璧」という言葉が似あうと思った。
・・・けど。
私の中ではやっぱり、、、
最初に観たアンソニー・ダウエルとジェニファー・ペニーの
『マノン』のイメージが強くて。
いつものように。。。
ただ、オペラ座の舞台では、
デュポンのマノンに、ボッレのデ・グリューだけではなく、
マノンのお兄さん、レスコー役が、
あのステファン・ビュリオンだったので、
なんだか、得した気持ちになった(笑)
あと、カール・パケットが看守役をやってて、
バンジャマン・ペッシュが伯爵役をやってて。
なんて豪華なメンバーなんだろう。。。と。
でも、、、
このふたりも、今はもうすでに引退しているそうで。。。
バンジャマン・ペッシュはね。。。
何年か前に、オペラ座のガラ公演を観に行った時、、、
彼が腰を痛めちゃって、急きょ出られなくなって。
その時、舞台の最後に、私服。。。
ジーンズ姿で申し訳なさそうに登場してきてくれて、
観客席から暖かい拍手がたくさん送られて。
オペラ座のダンサーたちも、、、
たしかあの時、ドロテ・ジルベールとかもいたのだけど、
みんな、すごく彼のことを労わってあげててね。
なんか、ジーンとしたのを覚えてる。
踊りが観れなかったのは残念だったけど、
私服姿を生で観れたのって、、、
逆にレアなのでは。。。
なんて(笑)
あの時、思ったっけ。。。
カール・パケットの踊りも、、、
何度も生で観た。。。
『白鳥の湖』での、
ロッドバルト役のカールは、
ものすごく雰囲気あって、妖しくて。
すごーく、かっこよかった。
彼らは私の中では、「若手」という
イメージだったのに。。。
それがもう。。。
引退なのかぁ。。。
寂しいなぁ。。。