このサロンに入ってから、初めての春。。。
玄関を出て、ほんの数歩のところに、
桜の木がたくさん並んでる。。。
そこは、とても小さな桜並木になってる。
その桜が今、満開。。。
そして、そこから道路を挟んだ向こう側には、
江戸川の土手があり。
そこには、菜の花がたくさん。
とても綺麗な風景。。。
春の色。
そこに、突然、椿の木が見えて。。。
あぁ、、、椿って、こんなに綺麗だったっけ。。。と。
しばし、うっとり見とれてしまった。
最近本当に、なんだか。
「和」
が、好きになった。
ブログに載せるために、、、と。
一時期、カメラ小僧になってたけど。。。
元来私って、写真を撮ったりするのは好きではなく。。。
ただただ、その景色を堪能したくて。。。
そういう美しい景色は、、、
その一瞬だからこそ美しいような気もして。。。
だからこそ、その一瞬を、じっくり堪能したくて。。。
写真を撮ったりする時間が、、、
もったいなく感じて。。。
最近は。。。
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昔、、、桜の季節になると必ず、
思い出す出来事があった。。。
それも、ここ10年くらいは、
全然思い出すこともなかったのだけど。
今年は久しぶりに、、、
思い出した。。。
それは、こんなお話。。。
小学校に入学した時、
記念に桜の苗木が贈られた。
それを母は、何の気なしに、とりあえず、
庭にさしておいたらしい。
なんでも、ご近所の人たちの話だと、
そうやって学校からもらった苗木は、
あまり育つことなく枯れちゃうよ。。。と。
そんな風に聞いていたようだから。。。
まさか母も、あの苗木があそこまで見事な桜の木に
成長するなんて、思わなかったのだろうな。。。
いつの頃からか、その桜の木は毎年、、、
美しい花を咲かせるようになり。
私たちは毎年、、、お庭でお花見してた。
お花見の時は必ず、母が作った
二色丼。
炒り卵とそぼろのお弁当を食べるのが、
いつの間にか、我が家の定番になってた。。。
夏が終わると、毛虫がたくさん出てきて大変だったけど。
あの頃飼ってた犬も、その大量の毛虫に困ってたけど。
でも、、、
毎年、あれだけ綺麗な花を見せてくれるその木を、、、
私たち家族は、とても大切に思ってた。。。
予想外にスクスク育ったその木は、、、
ある頃から、家の前の電線にひっかかるようになってしまって。
だから母と、枝を少し切らないとダメかもね。。。
なんて話してはいたのだけれども。。。
桜切るバカ・梅切らぬバカ。。。って言うでしょ。。。
枝を切ったらもう、花が咲かなくなってしまうかもしれないと。
毎年毎年、切れずにいたの。
あれはたしか、、、私が、18歳か19歳くらいの頃。。。
恒例のお庭お花見をしながら、母と。。。
「今年こそ、切らないとダメかねぇ。。。
でも、、、切りたくないねぇ。。。」
「そうなんだけど、、、あのまま放置しておいたら、
やっぱり、危ないよね。。。
でも、、、切りたくないよねぇ。。。」
・・・と、、、
美しい桜の前で、散々、名残惜しんでいた。。。
結局、、、その年も切れずにいたのだけど。。。
でもその翌年の春。。。
その桜の木は、花を咲かせなかった。。。
それまで、病気でもなんでもなかったのに。。。
突然その子が。。。
ピタッと、花を咲かせることをやめたのが、
不思議でね。。。
これまで毎年、、、
欠かすことなく、綺麗な花を咲かせていたのに。。。
それでも私たちはしばらくは様子を見て、
ずっと切らずに次の春を待ったけど、、、
やっぱり、咲かなかった。。。
だから、母と話してたの。。。
「あの桜、、、きっと、困ってる私たちの姿を見て、
自ら、花を咲かすのをやめてくれたんだね」
・・・って。
そう思ったら、、、その桜の優しさに、、、
胸がジーンとなって。
なんだか、泣けてきてしまってね。。。
桜の木に、、、心からありがとうと言って。。。
そしてやっと、決心することができた。
その桜の木を、切ることを。。。
切り株だけは、しばらく残ってたけど。。。
家を改築した時に、、、
根っこから、綺麗に抜いてしまったから。
今はもう、、、跡形もない。。。
こういうことを、、、ここ数年忘れ去っていたんだなぁ。。。
それをまた、、、とても久しぶりに思い出して、
なんだか、ジーンとなった。。。
この日記を書いている時に、ちょうど流れていた曲が。。。
今、なぜか妙にせつなく。
涙を誘うのだけど。。。(苦笑)