英会話のレッスンに行く少し前、頭の中に、こんな思いが浮かんでいました。
「うーん、今日会ったら、あの話をしてみようかな・・・」
・・・と。
「あの話」というのは、19歳の時の、不思議体験の話のことです。
どうしてそんなことを思ったのかというと、突然頭の中に、
「Nothing」
・・・という言葉が浮かんだからでした。
でも、、、あの体験の話は、少し特殊というか、、、
話す相手を選ぶような内容のお話なので、私のマインドは、
「まぁ、、、そんなこと言っても、話さないだろうな」
・・・と、そんな思いを打ち消したのでした。
そしてレッスンの時間。。。
お茶を飲みながら、いつものようにたわいない話をしていました。
すると先生が、とってもテンション高く、楽しそうに、
今読んでいる本の話をし始めました。
お話を聞いていると、、、
「最近読みだした本は、すごくテンション上がる本なんだ。
宇宙が無から出てきた、、、って内容なんだけどね」
なんて先生が言うので、私は思いきり反応してしまいました。
先生の話していた『A Universe from Nothing』というその本は、
あとで調べてみたら、日本語でも出ていたようです。
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宇宙が始まる前には何があったのか? (文春文庫)
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先生は、本の内容のことを一生懸命語ってたけど、、、
私は、ほとんど気もそぞろ＾＾；
なんというか、、、
「Nothing」というその言葉がキーワードとなり、、、
「あぁ、、、この流れは、あの話をしなさいってことだよね」
とか（笑）
私はそんなことを考えていて、先生の話、聞いていなかった（苦笑）
見た目は、一生懸命聞いているように見えただろうけど、、、
「理論的」な話は、右から左へと抜けていき。。。
でも、、、
誰かが、目をキラキラさせながら楽しそうに話しているそういう姿を、
みているのはすごく好きなのです。。。
だから私はじっと、先生の話に、、、
聞き入っていた、、、のではなく、見入っていたのでした。。。
彼は一通り話し終わると、、、
「無からやってきた、、、って、僕には想像できないんだけど、
あなたはどう？本当に無なんだと思う？」
・・・と、聞いてきてくれたので、そこで私は、、、
やっぱり、流れを感じて。。。
ちょっと怖かったけど、あの話をし始めました。。。
「あなたは、もしかしたら信じないかもしれないけど、、、
でも、これは私にとっては真実なんです」
・・・と、そういう前置きをして。。。
そう。。。この話をするときは、すごく勇気がいるのです。。。
私は未だに、思うのです。
「あぁ、、、この人、頭のおかしな人だと思われないかしら？」
・・・と、少しビクビクしてしまう自分がいるのです。。。
先生にドン引きされたらイヤだなぁ。。。と思いながらも、、、
流れが、「今、話すときですよ」とそう告げるのを、
無視するわけにはいかず。。。
でもね、、、その話をしたあとの先生の反応が、、、
ものすごく良かったのです。
うまく言えないけど、、、「あぁ、同志なんだ、この人」と。
そう感じさせてくれる何かが、そこにあったのです。
昔、この話を夫にした時、彼はこう言いました。
「信じてあげたいけど、自分には分からないというのが正直な気持ちだよ。
火が熱いと言われても、自分がそれに触れなければ、本当に熱いかどうか
解らないでしょ？それとおんなじ感じで、証拠がなければ、
完全には解らないんだろうな」
・・・と。
それを先生に話すと、彼はこう言いました。
「もし誰かが、ヴァンパイアに会ったという話をしたとしたら、
じゃあ、証拠を見せてと、僕も言うと思うよ。
でも、あなたの話している話は、それとは別の話だからね。
それは、真実と言えるかもしれないし、、、」
・・・と。
でもね、、、そういう先生の言葉というよりも、その姿勢から、、、
私はなんとなく、感じたのです。。。
ちゃんと、伝わるような気がする。。。と。
なので私は安心して、そこからは話を更に先に進めていくことが
出来ました。。。
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