ウフィツィ美術館展「ウフィツィ」とは、「オフィス」という意味なのだそうです。
私は、15世紀・16世紀あたりのイタリアがなぜか大好きで、、、
展覧会では、すっかりその世界に入り込んでしまいました。
レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、そしてボッティチェリなど。。。
そういった芸術方面での素晴らしさももちろんなのですが、当時の、
ヴァチカン周辺のアレコレに関しても、とても興味を惹かれます。
ボルジア家やスフォルツァ家、そしてこのウフィツィ美術館にある美術品の、
元々の持ち主であったメディチ家などなど。。。
あのあたりの物語が、好きです。
子供の頃から、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』のバレエや
映画に出てくる衣装や街並み、お城の中の風景などに心惹かれていましたが、
ちょうど先日も、たまたまこんな海外ドラマを観て、その衣装やセットに
ドキドキしていたところでした。
ボルジア家 愛と欲望の教皇一族
あの頃はヴァチカンが権力を握り、その猛威を振るっていた頃で。。。
いろいろと黒い物語もあった頃なのですけれどもね。
このドラマを事前に観ていたせいか、今回の美術展鑑賞はなんというか、
まるで本当にタイムスリップしたような感覚で、、、
いろいろとイメージを膨らませやすかったので、よけいに面白かったです。

『パラスとケンタウロス』 サンドロ・ボッティチェリ 1480年-85年頃
「パラス」は、「ミネルヴァ」の別名なのだそうです。
ミネルヴァとは、詩、医学、知恵、商業、製織、工芸、魔術を司る
ローマ神話の女神のことです。。。
彼女に髪の毛を掴まれているのはケンタウロス。。。
半人半馬の種族。
ケンタウロス族である射手座のケイロンは、賢者として名高いのですが、
一般的なケンタウロス族というのはもっと動物に近いというか。。。
野蛮な感じとされているそうです。
そういうことを踏まえてこの絵を観てみると、、、
いろいろと想像してしまいますよね。

『聖ヤコブ、聖ステファヌス、聖ペテロ』 ドメニコ・ギルランダイオ 1492年-94年
聖人たちが並んでいる絵。。。
実物は色が鮮やかで、とても緻密で。。。
すごく印象に残りました。
こういった絵画を観るたびに、聖書をちゃんと勉強したくなるのですが、、、
いつも途中で挫折します(笑)

『聖母子(海の聖母)』 サンドロ・ボッティチェリ 1475年-80年
当時の絵画は、ほとんどが宗教画で。。。
今回の展覧会でも、聖母子の絵がたくさんありました。
中でもやっぱり、私はボッティチェリの聖母子がいいなぁ。。。と。
そう思いました。
ボッティチェリの絵には、何とも言えない優雅さがあってとても好きなのですが、
彼がドミニコ会の修道士であった、ジロラモ・サヴォナローラの考え方を
支持するようになってからは、その画風も変わってしまったのだとかで。。。
サヴォナローラがシニョリーア広場で、「贅沢品」と称してたくさんの
芸術品や工芸品を燃やしてしまったことは有名ですが、、、
その中にはボッティチェリの絵なども含まれていたみたいで。。。
なんだか。。。
もったいないですね。

『正義の寓意』 ビアージョ・ダントニオ・トゥッチ 1490年頃
この絵を観た時に最初に思ったのは、、、
「これってまるで、タロットカード。」
・・・でした。
タロットの起源には諸説ありますが。。。
その中のひとつに、この時代のイタリア貴族たちがゲームに使っていた
カードがその起源だというお話があります。
ボルジア家のドラマの中でも、ルクレツィア達が、そういった絵柄の
カードで遊んでいるシーンが出てきたりもしていました。
ドラマのそんなシーンを観ていたら、私はこのタロットを
思い出してしまって。。。
【最古のタロットカードの復刻版】ヴィスコンティ・スフォルツァ版タロット/AGM/SWIZERLAND

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これは、私が生まれて初めて買ったタロットカードで。。。
今でも一番お気に入りのカードです。
こういう絵。。。
観ていると、ゾクゾクしてくるのです。
私はタロット占いにはあまり興味がないのですが、、、
タロットの絵柄を、芸術品として眺めることは、実は大好きです。。。
このヴィスコンティ・スフォルツァ版の絵から漂ってくる香りは、、、
ウフィツィ美術館の絵から漂ってくる香りと同じ。。。
当時のイタリア貴族の香り。。。
私の大好きな香りなのです。。。