ラーナの物語 4 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

 そんなある日、ラーナも実際に異次元での作業に参加することになりました。

 塔の一番上にある、石でできたその部屋にはガラスのない大きな窓があり、
 そしてその部屋の中央には、やはり石でできたような固そうな、、、
 寝心地の悪そうな寝台が置かれていました。

 ラーナはそこに横になっていました。

 彼女の近くに一人の男性、そして大きな窓のところに一人の女性が立って
 いました。
 塔で一緒に訓練していた仲間たちです。。。


 近くで見守る彼らにラーナは、、、

 「ちょっと行ってくるけど、すぐに戻ってくるからね。」

 ・・・と笑顔で声をかけ、目を閉じました。


 そしてそのまま、ラーナが目を覚ますことはありませんでした。


 ですので、その後、アトランティスがどうなったのかを、、、
 ラーナは知りません。



 あれから一体、どれだけの月日が流れたことでしょう。

 また違った時代、違った世界でラーナは、当時の記憶に触れる
 体験をすることになりました。

 
 彼女は人伝に、アトランティスのその後のお話を、いろいろと聞きました。

 
 しかしそこにはたくさんのパターンがあり、食い違いもあり、、、
 結局、何を信じていいのか、ラーナには解りませんでした。



 ラーナが亡くなったその後、、、

 アトランティスでは火山の噴火が起こり、地震が起こり、
 洪水も起こったのだと聞きました。


 そしてついに、アトランティス「文明」は崩壊したのだと。。。


 ある人は、その後アトランティス人達は現在のエジプトに行き着いたと言い、
 ある人はクレタ島に行ったのではないかと話し。。。

 様々な説がありましたが、実際のところは、よく解らないままでした。


 アトランティスという世界は、実は次元が違っていたのではないか?と
 話していた人もいましたが、その部分も結局、謎のままです。。。


 人はみんな、自分の見たいものだけを見て、聞きたいものだけを
 聞くからです。



 でも。。。
 そこを深く追求したいという気持ちは、彼女にはもうありませんでした。。。


 いつしか彼女は、その物語が一体何なのか追求することをやめ、
 その物語から感じることのできるメッセージに、集中するようになりました。


 そして、今の自分がどう生きていけばいいのか。。。と。。。
 何をこの世界で表現していけばいいのかと。。。


 そういったことに、エネルギーを注ぐようになりました。



 アトランティスの崩壊は、宇宙の計画でした。。。


 けれども、それを知らずに「既存のもの」や「古いもの」に
 しがみつこうとした結果。。。

 辛い想いをした人達がたくさんいました。。。



 たとえそれが「崩壊」という、一見ネガティヴな形に見えたとしても、
 もっと大きな視点で見たら、実はそれは、本当は「進化」なのかもしれません。。

 


 偏見の気持ちや判断の気持ちを脇に置き、、、
 子供のように純粋で、そして素直な気持ちでこの物語を読んでみると、、、

 なんとなくもの悲しく、そして、少し胸が苦しくなるような感覚が
 起きたりすることはありませんか?


 なぜそういった感覚が起こるのかと言ったらそれは、、、
 これが人類の奥底にある「元型的な物語」だからです。



 神話です。



 多くの人がそこに「哀愁」を感じるのは、、、

 ラーナ達が生きたあの時代に、実際に起きたなんらかの出来事によって、
 私たち人類全体が経験したもの。。。


 その時に感じた思いや感覚、そして考えたこと。。。


 そういったものが、私たちのこの遺伝子の中に、、、
 刻み込まれているからなのかもしれません。


 
 



 宵の明星が輝くその下に君がいる

 暗闇が降りるとき君の心は真実になる

 君は孤独な道を歩く

 ああ、君はどのくらい故郷から離れたんだろう

 闇が来る

 信じれば 君は道を見つけられる

 闇が降りる

 約束は今、君の中に生きている


 影の呼び声は遠くへ飛んでいくだろう

 光が君の旅の日々を照らすだろう

 夜を克服すれば 君は太陽を見つけて起きあがれる

 闇が来る

 信じれば 君は道を見つけられる

 闇が降りる

 約束は今、君の中に生きている

 約束は今、君の中に生きている