よく「肩が辛いなら腰をほぐせ」」みたいな話!ありますよね?
今日はそれについて私の考えを述べたいと思います。
結論イマイチです
それはなぜか!理由は2つあります。
トリガーポイントやアナトミートレインといった繋がりの話、私もそれについては賛成です。
筋肉同士は関連しあって、Aが硬くなればBも硬くなる。
アナトミートレインでよく比喩されますが、たまプラーザ駅で電車が停まればその影響は鷺沼やあざみ野にも及ぶ。勿論そうだと思います。
ですが基本、アナトミートレインやトリガーポイントは同じレイヤーでの話として進められます。
私の考えは、田園都市線が停まればその影響は東横線にも及ぶということです。
詳しくお話しますと、筋肉は表層から深部まで何層にも重なる部分があります。
その折り重なる部分を経て、レイヤーの異なるラインへも影響は及びますので、
同じライン上の「ここが辛ければここをほぐせ」では不十分と思っている訳です。
勿論、Aが凝った影響がBだとして、Bをほぐすことは大事ではありますが、Bが凝った際、その影響はAだけではないはずです。このお話の最大の問題は、Bをほぐせば全て問題解決のように思われることです。これが理由その1です。
もう一つは、Bが硬くなったことでAだけが影響を受けたとして、ほぐすべきポイントが分かったとしても、上手にほぐす技術が無ければほぐせないということです。
勿論Bをほぐしにいくことは良いと思いますし賛成ですが、私の結論としましては、Bだけと思わずに、お客様の身体を触って硬いところを探しながら、見つけたら体重圧によりしっかりほぐしていくことが大事だと思っています。
ほぐすべきポイントが分かっても、ほぐせる技術がなければほぐすことはできません。
体重圧による施術は、どのようなお客様にも優しく痛みが無いので、快適にしっかりほぐすことができます。
強圧を希望する方には十分ご満足して頂ける圧をかけることが可能ですし、痛みに敏感で弱圧を希望される方にも、優しく痛みが無いのでこれまでの施術よりもしっかりとした圧をかけることができ、これまでの施術よりもしっかりほぐすことが可能です。
辛い箇所があった際、それならほぐすべきポイントはここ!と決めつけては大事なポイントを見落としてしまうかも知れません。
体重圧による施術がしっかりできれば深層の硬結まで見つけることができますので、触って硬いところは全部ほぐす。これが良いと考えています