今朝我が家に鳴り響いた一本の電話。
昭島警察署からでした。
ドキッとして話を聞くと…。
「ナカムラリコ(娘です)さんが道で10円を拾得され、交番に届けられたのですが、
リコさんは、
もしも落とし主が現れなかった場合10円の権利と、
もしも落とし主が現れた場合は謝礼の権利を主張されています」
ヽ((◎д◎ ))ゝ
冗談のような本当の話です。
私、警察の方の説明の途中で、信じられなくて何度も吹き出し、
笑いをこらえるのにひと苦労でした(こらえられなかったのですが)。
10円を拾って交番に届けた話はちょっと前に聞いていて、
冗談のような話だと思っただけでしたが、
まさかわざわざ警察署から家に電話がかかってくるとは!
しかも「リコさんが権利を主張されています」って…∑(゚Д゚)
こんなくだらない事でわざわざ電話をかけなければならない警察の方には
ほんとに申し訳ない思いでいっぱいになりました。
もっと、脱法ハーブの摘発とか、振り込め詐欺の摘発とか、
行方不明者の捜索とか、やることはいっぱいあるのではないかと思うので、
申し訳なくて申し訳なくて。
「あっあっ、すみません、ホントにすみません、10円いらないです」
と言うと、警察の方もちょっとほっとされたような口調で
「そうですか。では書類にそう書いておきます」と。
娘に「くだらないことで警察の方の手を煩わせてはいけない!」
と言うと、
「なんで!なんで!10円は大事だよ!」と……。
確かに幼稚園児のころ、しつこく何度もそう教えたけれどもさ…。
あんたもう中学生でしょう。
10円の権利や謝礼金まで主張するとは、
我が娘ながら
なんてがめついのだ。
「10円落としました」とわざわざ交番に現れる人が
いるとは思えん。
私が10円を放棄したことについて
リコが白目をむいて威嚇ヾ(。`Д´。)ノしてきたので、
財布から10円あげました。
それでも不服そうに
「倍欲しい」と言うので、
20円にしてあげたら
今度は超~よろこんで…≧(´▽`)≦
時々、子育てをどこかで間違えたかなと
振り返ってしまう母なのでした……。